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HOME > 特集 > 中央区都市観光編 > 第12回大江戸まつり盆おどり大会
 

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 個性豊かな中央区の夏の風物詩として熱い注目を集めている「中央区大江戸まつり盆おどり大会」が、今年も8月24日(金)・25日(土)の2日間に渡って開催されます。第12回目にあたる今年の大会は、21世紀を迎えて最初の「大江戸まつり」になります。伝統と斬新の交錯。創意と手作りの心意気。中央区立浜町運動場から発する熱気は、新しい世紀を迎えた人々に江戸の情緒と新世紀に創意で挑む“粋”なあり方を伝えていくことでしょう。
浜町運動場に咲く大輪の花
 夏が終わりに近づき、秋の実りの予感を身近に感じさせてくれる頃、日本全国の夕空を提灯の燈色で染め上げ、陽気な囃子(はやし) を響かせる盆おどりは、現代に至ってもなお欠かすことのできない夏の風物詩として、老若男女の血を躍らせ続けています。特に「中央区大江戸まつり盆おどり大会」は、伝統ある催しと斬新な趣向とで、注目されています。他では見られないほどの大きな櫓(やぐら) を10層もの踊りの輪が取り囲む姿は、まるで浜町運動場に華やかな大輪の花が咲いたよう。中央区ならではのオリジナル音頭『これがお江戸の盆ダンス』 (荒木とよひさ 作詞/市川昭介 作曲/丸山雅仁 編曲) を創作し、そのお披露目では演歌歌手の金沢明子(敬称略)が唱うなど、他の区にない大きな盛り上がりを見せています。
 
大江戸まつり盆おどりのはじまり
 東京中央区の町づくりは、江戸に城下町を築いた徳川家康の時代から始まります。徳川400年にあたる平成2年に、中央区の歴史・文化・伝統を再確認するため
に、区民参加型で江戸のまちにゆかりの深い納涼盆おどり大会を開いたのが、「中央区大江戸まつり盆おどり大会」の始まりです。以後、毎年8月の第4土曜とその前日の金曜の2日間を恒例日として、開催されています。参加者も年々増え続け、第一回目には約3万人だった参加者も2000年には約5万1000人に達するなど、中央区を象徴する納涼盆おどり大会としてしっかりと根を降ろしています。
 
心を躍らせる風趣の舞い
 「中央区大江戸まつり盆おどり大会」は、ハイテンポな曲構成とオリジナルの振り付けで、他の盆踊りとは一味も二味も違う、中央区の独自性を出しています。プロの民謡歌手である藤山進、比気由美子、ぷりりんりん (敬称略)、中央区民の福田昭三さんが櫓で唱い、それに合わせて中央区民踊連盟、各町会、中央区にある企業などの踊りチームが輪になって踊る姿は、壮観そのもの。もちろん、一般の飛び入りも、大歓迎です。踊りの曲目は、中央区オリジナルの『これがお江戸の盆ダンス』をはじめ、荻野目洋子の『ダンシングヒーロー』や『バハマ・ママ』など、ハイテンポの曲を中心に構成。中央区民謡連盟が、振り付けを担当しています。昨年から登場した、北島三郎の『2000年音頭』の振り付けに『パラパラ』の動きを取り入れた踊りも、若い人達に大好評。今年は8曲が予定されていますが、7月から各地域ごとに開かれた練習会には延べ350人余りが参加するなど、気合いが入っています。
 
江戸情緒と手作りの心意気
初日の夕方5時半になると、浜町囃子山車を先頭に、浴衣姿の日本橋中学校女子の横断幕。江戸消防記念会のきやり、主催者及び来賓、ミス中央、子供みこし、中央区民踊連盟の踊りと連なるオープニングパレードが、甘酒横丁を練り歩きます。やがて、明治座を左に見て浜町運動場へとなだれこめば、真夏の夜の熱い祭典も本番を迎えます。
 初日の櫓ステージでは、プロの民謡歌手である藤山進、比気由美子、ぷりりんりん(敬称略)、中央区民の福田昭三さんが日本の様々な音頭を披露。江戸消防記念会が纏(まとい)振り、梯子(はしご)乗りを見せてくれます。
 2日目には、区民参加演芸として、志摩ゆり子ショー、子供盆踊りタイム、小学生チアリーダチームの日本橋GOLD WING、日本橋中学校吹奏楽部、箱崎音頭が櫓ステージ上で競演。また、中央区の伝統芸能として、佃の盆踊、浜町囃子、浜町音頭 を披露し、江戸情緒を醸しだします
 
櫓を囲む友好と風趣の輪 
 踊りの輪に負けじと、様々な出店が盆おどりを盛り上げます。櫓を囲む大江戸縁日コーナーでは、金魚すくい、綿あめ、かき氷、大江戸お焼き、生ビール、ソフトドリンクなどが楽しめ、くらしのコーナーでは身近な公的企業などのお店が賑わいを添えていきます。特に評判は、中央区内名物市の特別出店。8月上旬に人形町を賑わす「せともの市」、10月中旬に宝田恵比寿神社一帯に開かれる浅漬大根の「べったら市」、毎年暮れに薬研堀不動尊に羽子板などの江戸情緒を伝える「歳の市」が、夏の浜町公園に仲良く軒を並べます。 また、友好・交流都市コーナーでは、中央区の友好都市である山形県東根市、交流都市である長野県穂高町、山梨県上九一色村、岡山県玉野市が参加して、特産品の即売や鈴虫の無償配布を行います。特に今年の呼び物は、中央区との友好都市提携10周年を記念して、山形県東根市民の皆さんが披露してくれる、山形名物・花笠踊りと大欅太鼓。70名のチームによる花笠の舞いと勇壮な太鼓の響きは、「中央区大江戸まつり盆おどり大会」にいつもとは違った趣を与えてくれることでしょう。
 
参加の心が晩夏を彩る
 やはり、みんなで輪になって踊るのが、盆踊りならではの醍醐味です。今年は8曲を繰り返し踊りますが、7月の練習会に参加した人達が手本となって踊るので、初めての人も参加しやすいはずです。心地よい拍子に素直に身を踊らせば、心は夏の夜空とひとつになって溶けていきます。中央区ならではのオリジナル曲『これがお江戸の盆ダンス』の曲に合わせて、夏の夕べの“粋”なひとときを心ゆくまでお楽しみください。(『これがお江戸の盆ダンス』の振り付けは、イラストを参照してください。)  
 

2001年8月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  
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