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お薦め・憧れ編

「日本橋 ゆかり」
erawan
住所 中央区日本橋3-2-14
電話番号 03-3271-3436
URL http://gnavi.joy.ne.jp/gn/jp/G322600s.htm
営業時間 11:00〜14:00、17:00〜22:00
定休日 日曜・祝日
代表者 野永 喜一郎(第2代目店主)

松田さん
お名前: 相沢 葉子さん
お勤め先: 日本アイ・ビー・エム総務サービス株式会社
東日本総務サービス
趣味: ライブ及び映画の鑑賞
星座: 牡牛座
血液型: A型
 数ある日本料理店の中でも、親子3代宮内庁への出入りを許された名門老舗割烹「日本橋ゆかり」。創業68年、代々大切に守り継がれた江戸料理の伝統と、京都の名店「菊乃井」での3代目若主人の7年間の修業の賜物である繊細な京料理の技が、見事に出会い、老舗の江戸料理に新風を吹き込んだ斬新かつ独創的な「ゆかり」の料理は、今国内外で最も注目を集めています。今回「日本橋ゆかり」を憧れのお店として紹介してくれるのは、日本橋本町の日本アイ・ビー・エム総務サービス株式会社 東日本総務サービスにお勤めの相沢葉子さんです。モダン割烹をイメージした老舗の風格漂う店内のカウンター席で、2002年1月、テレビ番組「料理の鉄人」で見事優勝を果たした三代目若主人、野永喜三夫さんにお話を伺いました。
1、 なぜ「日本橋ゆかり」さんに来てみたかったのですか。
相沢:
 イタリアンやフレンチ、中華等は、身近な感じがして日頃からよく食べに行くのですが、日本料理というと高級で近寄りがたいという感があり、日本人でありながら「気軽に行ってはいけないところ」と無意識に勝手に決めていました。ですからこの機会に是非、日頃敷居が高くつい敬遠していた日本料理に挑戦してみたいと思い、第一に頭に浮かんだのが、以前から気になっていた「日本橋ゆかり」さんです。テレビ番組「料理の鉄人」で優勝された若主人が、テレビや雑誌等でもよく紹介されているのを見ていましたので、ご自身が織り成す、頂点を極めた本物の日本料理の味を是非体験してみたいと思い「日本橋ゆかり」さんを憧れのお店に推薦しました。
2、お店についてお聞かせください。
3代目:
 昭和11年、祖父である初代がこの地に創業し68年になります。屋号の「ゆかり」は、歌舞伎好きの初代が江戸歌舞伎の代表作である「助六ゆかりの江戸桜」の名から付けたものです。2000年6月、改築した「日本橋ゆかりビル」(第27回東京都建築賞)の1階及び、地下1階にリニューアルオープンしました。お客様は、企業等の接待が中心ですが、土曜日は、インターネット等を見て興味を持って下さった方々や、手作りデザートを楽しみに訪れてくださるOLさん等も多くいらっしゃいます。モダン割烹を基調にした店内1階は、カウンター・テーブル・座敷から成り、地下1階は、掘りごたつを備えた完全個室4部屋で、総席数は全70席です。お顔合わせや結納等プライベートなお集まりからパーティ等は、4〜35名様までの人数で受け賜っております。
3、いらしてみたお店の感じはいかがですか。
相沢:
 東京駅八重洲口近くのオフィス街であるにも関わらず、お店の入り口は、鮮やかな緑の植木や、風情ある飛び石で演出されていて、閑静な日本家屋の玄関先に立っているような感じがします。打ち放しコンクリートに、黒のアルミのアクセントが重厚なお店の外観は、現代的な佇まいでありながら老舗の風格が感じられ、店内に足を踏み入れる前から、本物の日本料理との出会いを予感させてくれるような印象を受けました。 
 広々とした店内は、さりげなく飾ってあるひとつひとつにも存在感があり、まだ改築して間もない新しいお店ながら、さすがに伝統あるお店の趣が感じられます。由緒ある老舗の日本料理屋さんということで、大変緊張して訪れたのですが、3代目若主人に快く迎えて頂き、落ち付いた雰囲気に包まれて、お食事を頂く頃には、すっかりくつろいでいました。
4、お奨めメニュー、お酒について教えてください。
3代目:
 お昼は、好評を頂いております「ゆかり御膳(3500円)」(松花堂弁当)の他、特製のおろしポン酢が決め手の「ゆかり風まぐろ丼(1800円)」等や、天ぷら・刺身の御膳のメニューもございます。
 夜は、お通し・前菜・お碗・刺身・焼き物・酢の物・とめもの・食事・デザート全9品の「ゆかり会席(10000円)」がお薦めです。土曜日は、サービスデーとし、この「ゆかり会席」を7000円でご奉仕しており、多くの方に大変喜ばれております。
 季節や伝統を大切にしながら、8月でしたら、京都産の完熟トマトをすり流し、上にくみ上げ湯葉と出汁のゼリーをかけ、中心に礼文島の生ウニ、あさつきを乗せた「トマトのすり流し」や、和牛のテールでとった出汁と、鰹と昆布の出汁を同量で割り味を整えたスープに、骨を除いたテール肉を冬瓜の中に詰めこみ煮込んだ「牛の旨み碗」等をお出ししております。
 またアイスクリームに黒豆ときなこを練りこみ、黒蜜をかけた「黒豆ときなこのアイスクリーム」や、春の園遊会御用酒の酒粕で作った「酒粕のプリンゆかり風」等のオリジナルデザートが評判です。お酒は、春の園遊会の御用酒「桜正宗」にオリジナルラベルを貼った「ゆかり御用酒」、越野寒梅の焼酎「乙焼酎」、また紅白合計20種類の国産ワイン等々、入手に困難を極める幻の銘酒の数々を揃えております。
5、OL相沢さんから一言お聞かせください。
相沢:
 本日は、松花堂弁当こと「ゆかり御膳」を頂きました。内容は日々異なるそうですが、4つに区切られた四角いお箱に、出汁巻きや西京焼き他常時約10種類という前菜の盛り合わせ、揚げ物の「帆立しんじょうのなると巻き」、各地から届いた厳選のお刺身の5点盛り、お店の名物で定番の「黒豚の角煮」がそれぞれ盛られ、まるで宝箱のような豪華さと美しさに感激しました。中でも、鹿児島の黒豚を八丁味噌と黒砂糖で仕込みから2日かけて作ったという「黒豚の角煮」は、柔らかく口の中に旨みが広がり大変濃厚な味なのですが、あっさりしていて本当に驚きの美味しさでした。また、ご飯に添えられた、まろやかな舌触りの自家製「わさび漬け」、お通しに頂いたバリバリと雷のような音が口の中で広がり、愉快な食感の「白瓜の雷干し胡麻酢和え」等、どれも上品でありながらアクセントのある逸品の数々でした。デザートの「黒豆ときなこのアイスクリーム」は、初めて経験した濃くのある絶妙の風味で、友達にも是非教えたいお薦めです。本日は、素晴らしいお料理の数々を頂き、若主人が本当に楽しんでお料理を作っていらっしゃるのだと感じました。ご自身で作られた感性の光るこだわりの陶器も拝見させて頂き、自分で納得したものでないと気がすまないとおっしゃられた言葉が心に残っています。
6、お店から一言お聞かせください。
3代目:
 素材は、電話一本で各地の最も良いものを手に入れることのできる便利な時代ですので、産直から四季折々の、より新鮮で質の高い素材を生産者等から取り寄せています。お客様にご奉仕できるよう努めております。トマト、きゅうり、なす等、枝になるものが夏に一番美味しいのは、体を冷やす作用があり、冬が旬の根野菜は体を温める効化がある等、それぞれの素材は正に自然の理にかなっています。ですから、年間通して四季の素材や器等を用いて、より季節を感じるような日本料理をお客様に召し上がって頂きたいと思いながら料理をしております。また、当店でお出しするものは、和の基本と伝統を守りつつ全て手作りで、市販品は一切ございません。店の雰囲気から、料理、京都に出向き制作してきたビールジョッキ等の器に至るまで、日本料理の全てを一括して味わって頂けるような店作りに心がけております。特に、これから母親になる若い女性には、本物の和食を食べて頂き、お子様を育てる上で本物の味を是非受け継いで欲しいと思っています。

2002年9月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  
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