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お薦め・憧れ編

「うなぎ・割烹 大江戸」
住所 中央区日本橋本町4丁目7-10
電話番号 03-3241-3838
営業時間 11:00〜21:45(LO)
定休日 日曜・祝日
代表者 湧井 恭行(第9代目店主、代表取締役社長)

お名前 今西 由美さん
お勤め先 (株)建設技術研究所
趣味 ピアノ、映画鑑賞
星座 ふたご座
血液型 A型
 江戸寛政年間(1800年)創業、うなぎ割烹の老舗として知られる「うなぎ・割烹 大江戸」。関東風の柔らかな蒲焼きを中心に、江戸伝統の味を提供し続けています。鰻は大井川・浜名湖・穴道湖(しんじこ)といった全国各地からよりすぐった最高のものを仕入れ、絶えず井戸水で管理をしている一級品。最高の素材を職人さんの巧みな技で焼き上げる鰻の蒲焼きは、一度食べたら忘れられない味です。
 今回「うなぎ・割烹 大江戸」を憧れのお店として紹介して下さるのは、(株)建設技術研究所にお勤めの今西由実さんです。格調高い雰囲気を醸し出す1F奥のお座敷で、9代目ご主人湧井恭行さんにお話を伺いました。
1、なぜ、「うなぎ・割烹 大江戸」さんに来てみたかったのですか。
今西:
 まず、1800年創業という長い伝統に、興味を持ちました。会社の近くにあるものの、めったにいけない特別なお店という印象もありました。日本橋を代表する老舗のひとつですので、この付近で働いている方なら一度は行ってみたいお店だと思います。
 私が新入社員の頃、上司に連れてきてもらったことがありますが、そのときはとても緊張してしまいましたので、今回はゆったりとした雰囲気も一緒に味わいたいと思います。
2、お店についてお聞かせください。
9代目:
 江戸寛政年間に初代が開業して200年になります。代々「草加屋吉兵衛」を継承し現在にいたっております。本来「江戸前」という言葉は、鰻屋のために使われた言葉で、東京湾でとれた質のよい鰻(=江戸前)を、関東ならではの濃い口醤油のタレに漬け込んで焼くことに由来しています。当店では関東風の焼き方で、厳選した鰻をさばいて串を打ち、白焼きにしてから蒸し、そしてタレに漬け込んで焼き色をつけます。鰻のふわりとした柔らかさを身上(しんじょう)としています。
 お客様は、昼間は近隣にお勤めの方、夜は企業にお勤めの方が接待としてお越し戴くことが多いですね。またこのあたりはオフィス街ですので、土曜・日曜になると静かになってしまいますが、お陰様で土曜日でも遠方からのお客様がお見えになります。
3、いらしてみたお店の感じはいかがですか。
今西:
 丁寧に手入れされた植木、打ち水をした敷石や風情ある門構えに、店内はどんな雰囲気なのか期待が高まりました。1階は一卓ごとに暖簾がかけてあり、お客様を配慮した様子がうかがえます。また、2階のお座敷へ直接上がるもう一つの入口には、文人画家富岡鉄斎の直筆や江戸時代の屏風、胡蝶蘭などが飾られており趣を感じました。「ぼたん」、「さくら」、「まつ」、「ゆき」、「たけ」など、お部屋の名前に準じた襖絵は、画家自ら泊まりがけで描いたという力作ぞろいで、床の間には季節を考慮した掛軸があります。そのほか、現代の名工が手掛けたという数寄屋造りのお部屋も拝見しました。料理もさることながら、ゆったりとした空間づくりには美しすぎてため息が出るほどでした。3階には、ご接待も可能な広いお座敷がありました。
4、おすすめのメニュー、お酒について教えて下さい。
9代目:
 お昼は、「うな重(2800円〜)」がご好評いただいております。「うな重」には6000円までございまして、肝吸いは別途でおつけすることができます。夜は、蒲焼きにお通し、前菜、お刺身、小鉢、ご飯、香の物、肝吸い、果物がつく「蒲焼き定食(6000円〜21000円)」を召し上がるお客様が多いですね。一品料理では、「お刺身(3000円)」、わさびで味わう「白焼き(2200円)」、 鰻の入った「茶わん蒸し(1000円)」、名古屋名物のひつまぶしとは違い、お茶で召し上がっていただく「鰻茶漬け(2000円)」などがございます。そのほか、土曜日限定で、うなぎの蒲焼きを切らずに長い状態でお出しするセット「いかだサービス」も行っております。
 また、20年前から販売しておりますお持ち帰り用鰻の「真空パック(2800円〜)」もご好評をいただいております。できたてを召し上がっていただこうと考えたものですが、商社の方が外国へお土産に持っていかれるケースが多いようですね。前日までのご予約で承り、御注文をいただいてからお作りしています。
5、OL今西さんから一言お聞かせください。
今西:
 本日は、「うな重(2800円)」をいただきました。口の中でとろけるようにやわらかい鰻と、とても美味しいお米。二つの相性がぴったりと合ったうな重は、まさに絶品中の絶品。蒸してから焼く関東風の鰻は油がのっており、タレは甘すぎず、ちょうど良いお味でした。本当に「美味しい!」の一言につきます。
 また、ご主人はお忙しいにも関わらず、気さくに店内を案内し、生きた鰻を見せて下さり、お店の歴史や伝統的な味へのこだわりについて丁寧に説明して下さいました。生きた鰻を間近に見る機会など、なかなかありません。鰻にも様々な種類があることを知ったとともに、よい思い出にもなりました。「大江戸」さんは、特別な日や自分へのご褒美として行きたいお店です!今日は本当に有難うございました。
6、お店から一言お聞かせください。
9代目:
 鰻料理のおいしさは、素材の善し悪しと職人の技で決まります。当店の鰻は、大井川・浜名湖・穴道湖(しんじこ)といった名産地から柔らかくて質のよいものを仕入れ、井戸水で管理をしています。伝統の江戸焼きには蒸す行程がございますが、そこでよい鰻を選ばないと、蒸すほどに骨が当たってごそごそとした食感になってしまうのです。米は鰻と相性のよいものを選び、週に2〜3回新潟から直接買いつけております。タレは醤油とみりんで作るシンプルなものですが、比較的甘口ですね。常に自分の舌を信じて、変わらぬ味をお出しできるよう心がけています。
 蒸して柔らかくした鰻は串の間から滑りやすくなりますが、そこを落とさずにふっくらと焼き上げるのが職人の技。選び抜いた素材を職人の腕で焼き上げる鰻は、必ずやご満悦いただけるものと自負しております。少人数から50名様までゆったりとくつろげるお座敷のほか、気軽に召し上がっていただけるテーブル席もございます。ご来店を心よりお待ちしております。

2003年3月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  
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