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中央区のお医者さん

2006.5月号
 

パニック障害とは

 パニック障害は、ある日突然、めまい、心悸亢進、呼吸困難といった自律神経の嵐のような症状とともに激しい不安が発作的に起こる病気です。検査を受けても身体的にはどこも異常なところは発見されません。
パニック障害は100人に1人ぐらいの割合で起こる病気です。欧米諸国では男性1人に対し女性が2人以上の割合で発症するといわれていますが、日本では男女ほぼ同じくらいの割合で発症しています。発症年齢は男性では25歳から30歳位にピ−クがあり、女性では35歳前後の発病が最も多くみられています。

 

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Q. どんな症状ですか?

  A. 心臓がドキドキする。汗をかく。身体や手足の震え。呼吸が早くなる、息苦しい。息が詰まる。胸の痛みまたは不快感。吐き気、腹部のいやな感じ。めまい、頭が軽くなる、ふらつき。死ぬのではないかと恐れる。非現実感、自分が自分でない感じ。常軌を逸する、狂うという心配などです。

1 Q. どの様に発作が起こるのでしょうか?
  A. パニック発作はある一定の時間に限り激しい恐怖感や不安感とともに上にあげた症状が4つ以上ほぼ同時に突然出現し、10分以内にピ−クに達します。パニック発作はその激しさが最高潮に達した後は30分以内に症状が消え去ることが多いようです。多くの人では、1週間以内に第2回目の発作が起きます。

1 Q. パニック発作の治療法を教えてください。
  A. 最近はSSRIを中心とした薬物療法とともに、認知・行動療法も発作を減ずる効果が認められています。

 
田中先生
田中 利幸
(たなかとしゆき)
田中クリニック銀座院長。東京女子医大大学院修了。大阪大学医学部付属病院神経科・精神科入局を振り出しに、東京女子医大、国立大阪南病院で研修、研鑽を重ねる。医療法人博奉会相模ヶ丘病院副院長を経て2000年1月に働く方のための都心の保健室をめざしてメンタルクリニックを銀座に開設。現在多くのビジネスマン、OLの患者さんの診察に当たっている。

田中クリニック銀座ホームページ


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2006年5月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  
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