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中央区のお医者さん

2008.5月号
 

赤ちゃんの口の中のお話

 新生児、乳児に口の中に、白い斑点が数個、頬の内側や口の天井部分、舌、歯茎などにできる場合、カンジダというカビ(真菌)が原因の「がこうそう」という病気です。「鵞口瘡(がこうそう)」や「虫歯」について解説いたします。

 

 

Q. 「がこうそう」とは、どのような病気ですか?

  A. カンジダというカビ(真菌)が原因で起こります。カンジダは、ヒトの常在微生物で、一般的に病原性は弱いのですが、新生児、乳児期初期は、感染防御が未発達であり、口の中に白い斑点として症状が出ることがあります。抗生物質を投与している乳児に出ることもあります。

  Q. 乳かすかと思っていました。
  A. ミルクかすに似ていますが、拭いても取れません。無理にはがすと浅いびらん、出血を生じ痛みのため哺乳量が落ちることもあります。

  Q. 治療法はありますか?
  A. 治療は、病原性が弱い故、放っておいてもそのうちに治ります。ただ、ミルクの飲みが低下するような場合、小児科を受診下さい。抗真菌薬の塗り薬が処方されます。指示通りに口の中に塗って下さい。
 哺乳瓶など、赤ちゃんが口にするものにカビがついているかもしれませんので、熱湯消毒して使って下さい。
 あと、口の中にできるものとして、歯茎に白い粒のようなものが見られる場合、ちょうど小さな真珠のように見えるので、「上皮真珠」といいます。歯肉の皮が変形したもので、いずれ自然に消えます。

  Q. 次に、赤ちゃんの歯と虫歯について、教えて下さい。
  A. 最初歯は、だいたい6〜7ヶ月ごろ、下の前歯から生えてきます。生え始めの時期も、生える順番もいろいろあり、まったく問題はありません。下の前歯は、唾液腺の開口部にあるため、唾液にさらされ、唾液の自浄作用によって虫歯になりません。よって下の前歯の時期は歯磨きは不要です。
 続いて、上の前歯が生えてきます。上下の前歯が4本ずつ生えそろう1歳〜1歳半ごろが、仕上げ歯磨きが必要になる時期です。
 1日1回、丁寧に歯ブラシを使って磨いてあげて下さい。
 なるべく明るいライトの下で、ゆったり寝かせて、歯ブラシの毛先が当たっている部分を目で確認しながら磨いて下さい。羽交い絞めという形になるかもしれませんが、親子のスキンシップのつもりで、優しく接してあげて下さい。
 なお、ガーゼで拭いても落ちませんので、必ず歯ブラシで磨いて下さい。

  Q. 虫歯の原因は何ですか?
 

A. 虫歯は感染症で、ミュータンス菌に感染しなければ、発症しません。生まれたときはミュータンス菌をもっていなくて、歯が生えてから、身近なひとからうつることが多いです。
 感染したからすぐに虫歯になるわけではないのですが、赤ちゃんに口移しで食べさせたり、箸やスプーンを共有するのは好ましくありません。
 虫歯のことは、さらに詳しくは、集団健診の時などで、歯科医師や歯科衛生士の先生にご相談下さい。



 
小坂先生
小坂 和輝
(こさかかずき)
智弁学園和歌山高校・広島大学を卒業し、聖路加国際病院小児科、東京女子医大循環器小児科学教室を経て、現在中央区月島で小児科専門クリニック(病児・病後児保育室を併設)を開業。中央区医師会理事。抗生物質の適正使用、児童虐待、ドメスティック・バイオレンス、少年犯罪、メディア・リテラシーについてNPOと連携して取り組む。本人は社会企業家でありたいと望む。小一と3歳の2児の父。趣味は株・飲むこと・走ること。

小坂こども元気クリニックホームページ


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2008年5月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  
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