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健康情報1月号
玄米って食べたことありますか?−健康にはもちろん、便秘にもいいですよ−


現代多くのひとが主食にとる白米、白パン、白うどんなどは、精製によってあるべきビタミン、ミネラル、酵素類のほとんどが失われています。
毎日使っている調味料や加工品には、ほとんどすべての物に食品添加物が入っています。驚くほど多くの添加物が、普段口にしている食品に含まれているのです。
野菜や農作物にも、農薬や化学薬品が使用されています。
また、環境汚染や水質の低下により、食品そのものの品質が低下しています。
私達が意識しないうちに、体内には有害な物質がどんどん入ってきているのです。このような健康に良くない環境にさらされている私達は、どうしたらいいのでしょう?
そこで活躍するのが玄米なのです。
林 剛一(はやしごういち)
 銀座胃腸クリニック院長。順天堂大学医学部卒業。ニューヨーク留学中に内視鏡の世界第一人者である新谷弘実先生から新谷式大腸内視鏡挿入法を伝授される。以来年間、約2千件以上の大腸内視鏡をこなし、早期の胃癌および大腸癌の治療を数多く執刀。
でも、休日はねこといっしょにお昼寝するのが趣味という動物好き。


Q.玄米にはどんな成分が入っているのですか?
  A. 玄米には胚芽とヌカのところがあり、40種類以上の成分がそのまま生きて入っています。胚芽にはビタミンB群、ビタミンE、ビタミンK、カルシウム、マグネシウム、鉄、リン、カリウムなどのミネラルや酵素も豊富に含まれています。また、多くの食物繊維が含まれているのです。
Q.玄米にはどんな効果があるのですか?
  A. 玄米には欠けた栄養素はないといわれるほどで、主食としては理想的です。玄米に多く含まれる食物繊維やフチン酸には、食品添加物や農薬などの化学物質、腸内で作られた多くの毒素や老廃物を体外に排出する働きがあり、便通もよくします。
Q.どうやって食べればいいですか?
  A. 玄米には食物繊維は多いですが「硬くて食べにくい」「炊くのが難しい」などの難点をあげる人がいますが、現在の炊飯器は玄米メニューのあるものがほとんどで、水の量を加減(少し多め)することで市販の炊飯器でおいしく玄米を炊くことができます。どうしてもだめな人は、市販の精米機で5分から7分つきにしたり、白米と玄米を混ぜて炊いてみたりしたらいかがでしょう。また、質の良い米を選ぶのも大切です。そしてお奨めなのが、玄米に副雑穀(押し麦、アマランス、アワ、ヒエ、キビ、キンア)を混ぜて炊いたご飯を主食にすることです。
Q.食物繊維の多いものを教えて下さい。
  A. 穀類としては、精白してない全粒紛で作られたパンやパスタ、日本そば、とうもろこし。芋類ではさつまいも、さといも、じゃがいも、こんにゃく。果物では柿、バナナ、いちご、いちじく、りんご、みかん。野菜では小松菜、ほうれん草、にんじん、ごぼう、れんこん、ブロッコリー。豆類では大豆、あずき、納豆、えだ豆。海草類ではわかめ、ひじき、こんぶ、のり、かんてん、ところてんなどがあります。大切なのはこれらをバランス良くとることが大切です。

 現代の欧米化してしまった食生活には、多くの危険がひそんでいます。糖尿病、高脂血症、肥満、高血圧、大腸がんなどの病気は増加傾向にあります。なによりも予防が必要です。今の食生活を見直してみてはいかがですか?玄米などを摂取することで、体調に変化が起こるかもしれません。一度、玄米のもつ力を試してみませんか?

【緊急情報】
 インフルエンザが猛威をふるっています。注意が必要です。人ごみにはできるだけ出かけないようにして、外出から帰ったら必ずうがい、手洗いをしましょう。
 突然の高熱、関節痛、筋肉痛などのインフルエンザ症状がでたらすぐに医療機関を受診しましょう。
 注意してほしいのが、自分の判断で市販の解熱剤を使用しないで下さい。ある種の解熱剤の使用によりインフルエンザ脳症などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。まずは医師に相談して下さい。


 「中央区のお医者さん」では、取り上げて欲しいテーマ、健康にまつわる疑問・質問を随時、募集しています。みなさんからのご意見をホームページ作りの参考にさせていただきます。たくさんのご意見お待ちしております。ただし、個人的な症状のご相談はご遠慮下さい。
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2003年1月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  
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