東京名勝図会 築地異人館
三代広重 1873年(明治6年)(中央区立京橋図書館所蔵)



現在の周辺環境

アメリカ公使館の記念碑(明石町8 聖路加ガーデン内 明石町10 聖路加国際看護大学内)
1868年(明治元年)から1899年(明治32年)まで外国人居留地であった明石町付近には、外国の公使館がいくつかおかれていた。1875年(明治8年)に建てられたアメリカ公使館は関東大震災で焼失しましたが、現在その跡地にその記念碑として星条旗や鷲、盾を彫刻した石版が残されている。区民有形文化財。

指紋研究発祥之地(明石町8先)
築地居留地に住み、宣教師であり医師でもあったイギリス人ヘンリー・フォールズは、日本の拇印の習慣に目をつけ、指紋による個人の識別ができることを発見した。その功績をたたえヘンリー・フォールズの住居跡に記念碑を建てた。
カトリック築地教会聖堂
(明石町5−26)

パリ外国宣教会が1874年(明治7年)に居留地の一角を政府から借り受け、聖ヨゼフを守護聖人として設立した、東京で最も古い教会。現在の建物は関東大震災で焼失後、1927年(昭和2年)に再建されたもの。
ガス街灯柱(明石町1−15)
築地居留地で使用されたと伝えられている街灯柱。当時は夕方に点火夫が長い棒の先に鍵と点火具を持って、ランプの底を開き点灯、夜明けにガスのバルブを閉じて消灯して歩いていた。
 

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