
笹谷施設長
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「ここから始まる自分スタイルの新しい暮らし」
知的障害者が本当に心地よく生活ができる場所ということを一番に考えています。例えば入所のご案内は、マンションの入居のご案内と同じようなものを作ってお配りしています。
「ここから始まる自分スタイルの新しい暮らし」をテーマに、彼等がここに入所し、自分がこれからどういう風な生活をしたいのかということを考える場にしたいと思っています。
ですから、できるだけ施設自体は清潔で住みやすい場所にしていきたいと思います。そして、本人たちの意思を尊重し、いろいろなことに取り組んでいきたいと思っています。
喫茶店アラジン

1階アラジン
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入居する障害者の多くは、ここでずっと生活するのではなく、地域の中に出て生活することになると思いますので、地域の人たちにも彼等のことを理解していただきたいと思い、1階に喫茶店アラジンを作りました。
プロのパン職人にお願いして焼きたてパンやケーキをつくり、入所者がパンづくりの手伝いや喫茶サービスを行っており、この施設の目玉となっています。彼等が自然に働いている姿を地域の人が目の当たりにすることで、啓発運動にもなりますし、彼等自身が輝いて仕事ができる場にもなっていると考えています。
アラジンのワンコイン(500円)ランチは非常に好評で、お昼の時間は座れないくらいの人が来てくれます。近くのビジネス街の人たちも喜んで利用していただいています。こうした中で障害のある方たちと触れ合っていただける機会が自然に作られていくというのが一番いいと思います。
自立のための多くの取組み

工房

レインボーハウス明石が所有する
羊の「たけし君」
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フロアは5つの生活空間(ユニット)に分かれていて、各利用者の居室は全て個室になっています。自分が住んでいる所は、自分たちで綺麗にしていこうと言う事で、クリーン班が掃除をしています。そのなかで自立のための作業活動や創作活動をしています。
30人の入所施設としては、かなり作業の種類は多いと思います。日中はクリーン工房、クリーニング工房、機織り工房、陶芸工房、ベーカリー工房の5つの工房と喫茶店に分かれて活動をしています。最近ではビーズアクセサリーづくりなども始まりました。
最終的には自立を目標としているので、コストを意識して本格的に取り組んでいます。例えば機織りでは、羊の「たけし君」の原毛を仕入れてきて、それをまず洗って、染色して、紡いで、糸に張っていくというやり方も始めようと思っています。
明石小学校を始めとした地域との交流
隣の明石小学校との交流も大切なテーマです。共有の畑での作業のほか、パン作りやケーキ作り、機織り、陶芸などの作業活動においても、小学生との交流を考えていきたいと思い、話し合いは始まっています。
喫茶店アラジンを中心に、いろいろな人たちがこの施設に目を向けていただくことが出来たと思います。さらに、リハポート明石と6〜22階の居住スペースの住民の方たちともうまく交流していきたいと思っています。
都心の一等地にある施設なので、地の利をうまく生かしていろいろな活動ができればと、かなり外に多く出て行ける活動も行っています。オープンしてすぐに、築地本願寺や明石町の町内会の盆踊りにも参加しました。また、月島の草市、大江戸まつりなどにも参加し、地域の方とも積極的におつき合いをしていこうとがんばっています。
障害者の生活の場と就労の場つくり〜夢は中華屋さん、イタリアンレストランの経営

入居案内
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「自分スタイルの新しい暮らし」というのを、職員と利用者と家族と一緒に考え、地域にグループホームを作り、そこで生活していくという形ができればいいと思っています。
たとえば、都内は土地代が高いですから、いろいろな形で行政にお手伝いしていただき、区立や都立の住宅の中などに、グループホームを作ることが出来ればと思います。
また、グループホームではなくて、民間のアパートなどで生活をしてそれをトータル的にケアするというような形も、中央区独自のやり方として作っていかなくてはいけないと思っています。
今、グループホームで生活をするには、年金だけでは3万円くらい不足し、公的資金にプラスして7万円から10万円のお金があるとのびのび、いきいきと生活していけるので、10万円を目標としています。喫茶店アラジンやベーカリー工房で働いている人が地域で生活を始めたときには、それが支払える場所となって彼等を受け入れられるようにしていきたいと思っています。
将来の夢は限りなくあるのですが、グループホームを作ったその次の事業展開としては、障害者が働く場として、フランス風の中華屋さんとか、イタリアンレストランを経営したいと考えています。中華屋さんで4人の人たちに10万円くらい給与を払える就労の場を作り、次に4人のグループホームを作り、イタリアンレストランでまた4人くらいの人に10万円くらい払えるというように、生活の場と一緒に就労の場を作っていきたいと考えています。
また、知的障害の重い人も、ここからグループホームへ出た場合には、日中活動の場が必要です。その時には、ここにある陶芸や機織りなどのシステムをうまく活用し、ここにディサービス事業が付加されれば、かなりの人たちが外で生活していけると思います。収益が得られるようになれば、知的障害の重い人がここに働きにくるということができ、ひとつの支援のシステムという形になると思います。
レインボーハウス明石を障害者の生活の場と就労の場を支える拠点に
グループホームがひとつひとつ独立してあるのではなく、それを3つくらい作り、今あるグループホームなどをグループ化しスーパーバイザーを配置して、レインボーハウスが支えていく形ができれば一番いいと思います。こういう形はスウェーデンなどでは実際にもう出来ています。いくつかのグループホームをバックアップしていくという形を日本でもやっていきたいと思います。
今までのグループホームは、一人の世話人さんに全てまかせて、あとは支援者がいるという形ですが、やはり、ひとりではなくて複数の支援者がひとつのグループホームに関わるという形をきちんと作っていければいいと思います。
ここに入所された人たちの将来は、私たちが一緒に夢を語り合いながら作っていきたいなと思っています。それができるのが、中央区だと思います。将来に対して一生懸命考えていきたいという区なので、展開していただけると思っています。中央区の行政に期待しています。 |