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ヤマちゃんのちゃんぷる交遊録
壱拾参の巻 「ヤナギ健康麻雀教室」
会 場:銀座2-6-5 越後屋ビル4階
例 会:毎週 月〜土曜日
     AM11:00〜PM4:00
会員数:1400名
代表者:柳田 誓也さん
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 私の地元、月島から遠征して華やかな銀座のど真ん中にある、ヤナギ健康麻雀教室に出かけました。お邪魔した土曜日は、出かけるのには躊躇するような肌寒いあいにくの雨の日でした。それにもかかわらず教室には、50名近い方たちが参加していらっしゃいました。
  今回は「十一の巻」でお世話になりました「月島ドルフィン」のコーチの石原さんの紹介でした。石原さんは50代で麻雀に初挑戦し、大会で優勝するまでになられたそうです。始められたきっかけは、お母様が脳梗塞で倒れられ元気がないのをみかねて、もともとお好きだったマージャンを勧めたのがこの教室との出会いだったそうです。
  平成6年から始まったこの教室は、「日本健康麻将協会」に加盟しています。校長先生はマージャン界では有名なプロである、東大出身の井出洋介先生。「賭けない、(酒を)飲まない、(たばこを)吸わない」が教室のモットーです。
「スタッフは、マージャンボランティアとして他の会場に出かけていくこともあります」とこの会の代表者でもある柳田専務がおっしゃていました。
  健康麻雀教室と謳われていますが、教室のように管理されているのでなく、女性だけに解放されているサロンと言う雰囲気で、実に明るく華やかです。参加者の方たちの年齢は、60代が最も多く、最高年齢は96歳。登録メンバーの人数は1400名で、一日平均55名の方が通われています。煙がもくもくという昔の雀荘のイメージとは異なり、昼間は女性限定で、皆さんおしゃれをして、会話もゲームも楽しんでいらっしゃいました。さながらピックニックのように、お弁当持参でお見えになっています。



教室の風景

石原さんのお母様の湯沢ユリ子さん
 日中に高齢者の方たちが明るく楽しく、麻雀ゲームに取り組まれていらっしゃいます。プロのスタッフの方は、押し付けがましくなく、メンバーの一人が立ち上がると、ゲームが中断しないようにすぐに席をうめるなど気を配って下さっているように見受けられました。またここの教室は、「産経新聞」「筑紫哲也のスローライフ」でも取り上げられています。
  上野から週3回教室に通う96歳の田中さんは、矍鑠としていて驚きました。ここへ来てゲームを楽しむために健康管理に万全の注意を払い、上野からお孫さんに連れてきてもらうとの話もお聞きしました。撮影をお願いしたら快く承諾してくださり、足取りも軽くスタッフの方とツーショットで応じていただきました。

ヤナギ健康麻雀教室 http://www.mj-yanagi.com/

最高齢の田中さんとスタッフの平田さん


ヤマちゃんの一言…
   介護の現場では現在、認知症の予防に「100ます計算」をしたり、脳の老化を防ぐためにいろいろ工夫されています。アクテイビテイという言葉で高齢者の方たちのために、どうやったら楽しく遊びながら老化防止ができるのか、さまざまな工夫が凝らされていますが、なかなか決め手にはなりません。書道、裁縫、踊り、俳句、カラオケ、工作、エトセトラ。スタッフが頭を振り絞って考えているのですが、なかなか素晴らしい知恵はでてきません。人生経験が違う人たちが同じ趣味で繋がるわけでもなく、狭い日本の家屋の介護施設では同じ場所で時間を共有するのが大変な作業なのです。
  その点、麻雀は計算をし、会話を楽しみ、指先をつかい、知らない方とコミュニケーションを図るツールとしてはなかなかかなと思いました。家族でゲームとしても出来るというのも利点です。デイサービスに通うだけがリハビリに繋がる訳ではないと実感した次第です。
 

2006年5月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  
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