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■ 10月4日発行  このページの先頭へ
日本銀行本店旧館をライトアップ
10日に能とライトアップの夕べ
 日本銀行本店の旧館ビルがライトアップされることになり、10日の祝日午後6時から「点灯式」が開催される。主催は名橋「日本橋」保存会、日本銀行、国土交通省、東京国道事務所、中央区が後援。日本橋一の部、六の部連合町会と日本橋地域ルネッサンス百年計画委員会、東京メトロが協賛し、さらに三井不動産と三越が特別協賛するという文字通り地元あげての一大イベントになる。
  セレモニーに先立ち江戸消防記念会がご祝儀「木遣り」を披露する。日本銀行の福井総裁、矢田区長、国道事務所の藤井所長が挨拶する。

明治29年の国宝

  日本銀行の本館は明治23年に着工して29年に完成した。日本銀行は設立時は北新堀町(箱崎)の旧北海道開拓便東京出張所を使用していたが、江戸時代の金座跡地にあたる本石町の土地を入手して今日に至る。
  建物の設計は東京駅など大建築を多く手がけている辰野金吾。維新以後の近代建築は外国の手によることが多かったが、イギリスのコンドルの指導で設立された工部大学の第一期卒業生(4人)の辰野が手がけた建物として日本の建築史の橋頭堡ともいえる。
  欧米各国を視察した辰野はベルギーの国立銀行を参考にしたという、コの字型3階建ての前に障壁を設け前庭を置き周囲に堀をめぐらすなど防禦的構造をとっている。中央区では最古の石造建造物で、建物の顔は常盤橋から皇居をのぞんでいる。

能「羽衣」を楽しむ
  日本銀行旧館のライトアップセレモニーにひき続いて、10日午後7時から記念イベントとして能が演じられる。
  特設の能舞台で羽衣(はごろも)和合之舞が演じられ、光と影が織り成す幽玄の世界を堪能する。
  主な出演者次のとおり。
  観世銕之丞(シテ/天人)宝生閑(ワキ/漁夫白龍)一増幸弘(笛)大倉源次郎(小鼓)柿原光博(大鼓)金春國和(太鼓)観世栄天(地頭)
  あらすじは次の通り。
  のどかな春の浜辺。漁夫たちが浜にあがると、美しい音楽が聞こえ妙なる香りがするので不思議に思って辺りを見渡すと、松に美しい衣が掛かっている。漁夫の白龍はその衣を持ち帰って家の宝にしようとする。するとその衣は私のものだから持ち去らないでという声がして、美しい女が現れる。衣は天人の羽衣でたやすく人間に与えられない、と聞いた白龍はいよいよ羽衣が欲しくなり返そうとはしない。羽衣がなくては天に帰ることのできない天人は悲しみに暮れ、雁の帰っていく空の彼方を見上げて涙する。心を動かされた白龍は、舞楽の舞を見せてくれることと引き換えに羽衣を返すと約束。天人は羽衣を見にまとい、優美な舞を舞いながら春霞に紛れ空の高みへと消えていく。
  (能の観賞には「整理券」が必要。当日、会場にて午前11時より先着順500名に配布する。一部立見席)

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