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■　10月25日発行

31日から11月3日 産業文化展、晴海で開催

産業観光をテーマに魅力をPR 　 隔年で開催されている「産業文化展（へそ展）」が恒例の日本橋プラザから会場を移して、今年は10月31日の日曜日から11月3日の祝日まで、4日間にわたり開催される。中央区工業団体連合会＝工団連（水野雅夫会長）を中心に区内の主要産業のありのままの姿を見ることができるイベント。今回は、産業観光をテーマに掲げている。地元の産業が発揮する魅力を観光という新しい視点で「見て、知って、楽しんで」いただいきたい、との思いで「参加型・相互コミュニケーション型の内容となっています」、と主催者はPRしている。また新しい企画として、区内の5か所に別会場を設置して「サテライト会場コーナー」も公開する。さらに「松木安太郎トークショー」「ゆかた・きものショー」など多彩なイベントも用意、初めての晴海会場を盛りあげようとしている。 先端技術を体験し学べるコーナー盛り沢山 　 産業文化展に出展する主な主要産業のイベント内容は次の通り。 ＜印刷製本産業＞摺師による木版画印刷、和綴じ製本の実演から、生活に密着した最新技術による特殊印刷製品まで、印刷発祥の地ならではの多様な印刷物を1か所に集め紹介する。紙の揃え方、数え方を教えるコーナーも。 ＜機械産業＞東京織物卸商業組合と東京ふろしき振興会が参加。何でも包める万能のパッケージ素材、ふろしきの不思議さをパネルで紹介し、特殊な包み方を体験することができ、即売も。さらに、ゆかたの試着もできて、ステージではゆかた・きものショーも開催する。 ＜建設産業＞中央建設産業協会の協力で「防犯・防災のシステム」を公開。今お馴染みの監視カメラシステム、パソコンや携帯電話で自宅やオフイスを監視できるシステムなど最新技術を紹介、体験できる。 ＜IT交流＞NPO法人の東京中央ネットのコンテンツを中心に、情報技術がどれだけ生活の身近にあるかを実感できる。京橋の宝くじドリーム館とのジョイント企画「宝くじクイズ」、通信産業とのIPデレビも楽しめる。 ＜伝統工芸＞今回は「高虎商店」「安藤帳簿」が伝統を誇る匠の技を披露する。ふだんは見ることのできない仕事ぶりをご覧いただける。 ＜異業種交流＞東京中小企業家同友会中央支部が協力。ストリートチルドレンへの支援活動を写真パネルで報告、同友会の会員企業による新しい2次元コードの入力と読み取りの実演も行う。恒例のチャリティバザーも開催。 ＜産学協同＞早稲田大学の村岡研究所が産学協同プログラムを実施。次世代の映像、音声通信技術を用いた複数空間でのコミュニケーションを行うことのできるシステムの体験も。 ＜和菓子産業＞中央区和生菓子組合の銘菓を販売し、お団子の製作実演もし、ちょっと一休みのコーナーも。 ＜食品産業＞月島工業会などの協力で、カステラ、もんじゃ焼き、晴海トリトン内の6店舗で扱う「トリトンビール」などの試食・飲食・販売を行う。山形県東根市や区内のアンテナショップ・沖縄県の名産品も販売する。 ＜機械・金属産業＞月島工業会と月島金属工業協同組合が協力。「勝どき橋を、もう一度、開けよう」の声に共鳴しての特別展示。開く様子を実感できる、ミニチュア模型を置いて、開く様子を体験。開橋していた当時の橋の構造写真や設計図も展示。 ＜サテライト会場＞京橋の東京国立近代美術館フィルムセンター、日本銀行の貨幣博物館、日本橋本町の小津和紙博物館、入船のミスノープリンティングミュージアム、DIC・COLOR・SQUAREが産業文化展に協力。 　他に、朝日新聞社が情報産業として南極の写真パネル、来場者のスタンプラリーを実施。NTTはIPテレビ電話の体験コーナーを設ける。 松木トークショー 　日本橋小伝馬町のうなぎやに生まれ育ったヴェルディ川崎の元監督で、今もサッカーの指導者、解説者として活躍している松木安太郎さんのトークショーが、11月3日の祝日、正午から産業文化展の会場で開催される。 　その他に次のイベントが用意されている。 　ゆかた・きものショー　今月31日（日）と11月3日。区内小学生、親子、姉妹、外国人、きものの女王、早稲田わかもの着物会など参加。 　着ぐるみショー　とっとこひみつのハム太郎ショーを、11月3日10時半と1時半に特設ステージで。 　パフォーマンスショー　オランダ出身のルネ・ボスマンショーを31日正午から。 　他にフラダンス、フロシキの実演、銀座かるた等、特設ステージに出場する。また、中央エフエムがサテライトスタジオを開局し、特設ブースで公開放送をする。 　こちらから映像がご覧になれます。>> イベントカレンダー10月