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■ 11月29日発行  このページの先頭へ
東京駅前地区に防犯カメラ
 東京駅前の八重洲1丁目および日本橋2・3丁目地区に防犯カメラ40基が設置され、15日、日本橋プラザビル前広場で完成披露式が開催された。主催は日本橋六の部町会連合会と環境浄化対策委員会。バブル経済の崩壊による長びく不況、IT化によるオフィス需要の変化とが重なり、東京駅前にはエステやチェーン店が急増、町並が大きく変化した。このため地元はパトロールなど自主警戒にあたったものの効果はでなかった。一方で東京の犯罪が質的に変化していく中で都も本格的な対策に踏みこんだ。これを受けて中央区も安心安全条例によって町が防犯カメラを設置する場合の助成制度を確立。その適用第一号が東京駅前となった。地元では町会企業から資金を募るとともに、管理などにも協力していくことにしている。町の変化に危機意識を抱いた地元の熱意は都も区も高く評価しており、今後の動向が注目されている。

地域の再生願う地元の熱意実る
 披露式は地元地区委員会の府川利幸会長が司会をつとめて進行した。冒頭、日本橋六の部連合町会の成川孝行会長が経過もふくめて次のように挨拶した。
 「戦前、この町はおだやかで粋な町でした。戦後はオフィスビルが多くなりましたがバブル経済が崩壊すると、事務がIT時代に対応できないこともあり空室が増え、同時にエステやチェーン店が進出して町が様がわりしました。そこで私どもは町をより良くしたいとの願いをこめて、パトロールを実施するとともに環境浄化対策委員会を発足させました。新しく出てきた店は町会に入らず、会員は減って町会も危機に立ちました。私どもの委員会は防犯カメラに注目して、これによって環境浄化を実現すべく、区と警察署に働きかけました。この要請が早速に受け入れていただき区の条例も議会で決まり今日を迎えられました」
 さらに成川会長は二つのエピソードを紹介。タクシーに乗り行き先を八重洲と言うと運転手に「あそこは柄が悪くなったね。地元の人は何をしているのかね」、さらに祭りの時、地方から来たという人に「今、何度も裾を引っ張られた。町の人がしっかりしなさいよ」しかしまた、今回の防犯灯ニュースを知った新宿の人から「今が大事なんですよ。ここで食い止めれば私たちの街のようにはなりません」と、激励も受けた。
 東京都の竹花豊副知事は、「私は前からこの町はいい町だと思っていた」として実情に驚きを示しつつも「防犯灯を設置する効果は必ず出ますし、他の町では抑止のための新しい力も出てきて、治安の建て直しに効果をあげています」と事例を紹介。ただし、防犯灯を設置しない所に悪事は移動するとも説いた。
 矢田区長は「この町は江戸以来の商業の町であり、恐れることなく、諦めることなく熱意があれば必ずできる、そういう手本を作っていただきました」と、地元の町を思う情熱に敬意を表した。
 中央警察署の近藤志朗署長は、本来この町はサラリーマンとOLの憩う所で、東京駅からの観光客が楽しむ町であるのに「ちょっと油断をすると悪が満えんしてしまう」として、今回のタイムリーな動きを地域と共に進めていきたいと語った。来賓が参列してテープカット=写真。補助役は高島屋サービス係の女性社員が制服姿でつとめた。
 閉会の辞に立った環境浄化対策委員会の近藤昌義委員長は、「私たちはこの防犯灯設置を良いこととして歓迎しているわけではありません。こういう町になってしまったことを残念に思っています」と語り、防犯カメラへの複雑な思いを語って、参列者に感銘を与えていた。

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