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■ 11月29日発行  このページの先頭へ
NPO法人ウェルネスコミュニティ
中学生の感動体験記
 NPO法人ウェルネスコミュニティは6日、本願寺のブティストホールで第15回催事を開いた。第六回感動体験記には397作品の応募があった。この中から区内中学生の12作品が入選した。会場で矢田区長から感謝状が渡された。選考にあたったジャーナリスト(元朝日新聞編集委員)の松本利通氏は次のよう感想を述べている。「若い人たちがものごとをしっかりと見つめ、深く考えていることがわかります。『このような人たちがいる限りだいじょうぶ』と未来に明るい期待を持つことができます。たくさんの感動をありがとう」
 本紙は入選した作品の中から最優賞1点(銀座中学の山田さん)と優秀賞四点を掲載します。今の子どもたちの感動と感性を味わって下さい。

授業中のできごと
銀座中学山田 奈穂

 戦争が終る時はくるのだろうか。この前の選択授業の時間にそのテーマで話しあった。「なくなる」「なくなるかもしれない」「なくならない」「なくならないと思う」の四つの意見で教室は割れた。今の現実のせいだろう、「なくならない」と考える人が圧倒的多数だった。私もそのうちの1人だった。しかし、そんな中で1人だけ「なくなる」と強く言った子がいた。それは私を感動させてくれた。
 「絶対になくなるよ。ううん、私、戦争なくしてみせるから」
 いつもおとなしい彼女がそう言ったので驚いた。後で聞いてみると、彼女は「日常いつも平和を願っている」と言っていた。みんながもう平和は来ないと諦めかけている中、彼女は戦争だけは止めると宣言した。そうだ、私も戦争を止めなくてはいけないと思った。それが私達の宿命なのかもしれないと思う。


縄文杉はいう
佃中学 内山 葵

 私の目の前にそびえたつ大きな木。その木は私に語りかけていた。自分が生きてきた約7千年間のことを。この縄文杉は、数えきれないほどの台風にあい、雨に打たれ、何度も倒されそうになりながらも生き抜いてきた。そんな縄文杉は私に「何があってもあきらめるな」と教えてくれた。これから先、どんなにつらいことがあっても、どんな苦しいことがあっても、決してあきらめてはいけない。つぶされそうになってもまた立ち上がって進め。どん底に突き落とされても、そこからはい上がれ。それを乗り越えられたら縄文杉のように大きく偉大になれるだろう。それは簡単なことではないが、私はこれから縄文杉のように精一杯生きて、大きな人になりたい。しっかりと地に足をつけて歩いていきたい。私は縄文杉を見たことで、自分が生きていることを改めて実感した。これからはもっとたくさんの人にそれを感じてもらいたい。

家 族
晴海中学 稲岡 孝美

 私はテニス部です。少ない練習時間の中で一生懸命練習しています。しかし、試合では負け続け、くやしい思いばかりしています。でも、試合が終わり家に帰ると、温かく家族が迎えてくれます。「試合どうだった?」と、そして私は「負けちゃったよ」と毎回応えています。でもお母さんは「頑張ったね。次頑張ればいいよ。お母さん達はいつも応援してるからね」と本当に優しく接してくれます。私はその時、家族ってなんて素晴らしいんだろう?と涙が出て来ました。こんな家族がいつもそばにいるんだ、いつも応援してくれているんだと、とても嬉しくなりました。私の家族は今7人です。もっと増えたら、もっと素晴らしい家族が出来るんだろうなと思いました。私も、私の家族みたいな素晴らしく温かい家庭を作れたらいいなと思います。そしてこれからも家族を大切にしようと思います。

みんなに支えられて
日本橋中学 戸毛 歩

 私にとって運動会とは、学校行事の中で最も嫌な行事だ。なぜ嫌うかというと、私の足は病気のせいもあってなかなか思うように動かない。当然足も遅い。だから「休みたいな〜」というのが、私の本音であった。
 けれど、今年の運動会は違った。私の参加種目は百メートル走。前を走る子と大分差がついた。すると「とげ、がんばれ〜!」とたくさんの声援が聞こえてきた。それは、他のクラスの子や後輩、先輩からもだった。私の目には涙が浮かんだ。「私はこんなに応援してもらっているんだ!」そんな気持ちが心の底からこみ上げてきた。
 私はこの時、みんなの応援する声がすごく暖かく感じられた。そして、みんなの優しさに感動した。自分の大嫌いな運動会で感じた優しさは、一生忘れられないと思う。私も、人にこんな感動を与えられる人になりたい。


私のお姉ちゃん
銀座中学 相川 琴美

 私のお姉さんはこの前妊娠しました。その時はみんなで喜びました。でも流産してしまいました。その時はお姉ちゃんがつらくてかなしかった事に気が付きませんでした。でも明るく笑顔でした。ある日お姉ちゃんと話をしていた時、本当はすごくかなしくつらかった事を知りました。お姉ちゃんはこう言いました。「おなかにいた赤ちゃんの分も私が笑ってあげないとあの子は笑うことも出来ないのだから、だから私は泣かない」お姉ちゃんの一言で私は涙が沢山出てすごく感動しました。お姉ちゃんはいつも子供の事を一番に考えています。そんなお姉ちゃんを尊敬しています。そんなお姉ちゃんのような大人になりたいです。
 
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