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■ 10月3日発行  このページの先頭へ
NPOユーラシアンクラブが提案
アジアシルクロードの体験施設を市場跡地に

 今月11日、日本橋劇場で「アジアシルクロード音楽フェスティバル」が開催されるが、これを主催するNPO法人「ユーラシアンクラブ」の大野遼理事長から矢田区長あてに9月15日、「築地市場跡地にアジアシルクロード文化の体験ゾーンを設置してほしい」旨の提案が提出された。アジアの時代が到来しようという今こそ、シルクロード文化の終着駅となった東京の中央区、とりわけ隅田川の河口という絶好の場所、築地市場跡地の川寄りにアジアの芸術文化・観光情報の発信基地を設置しようというもの。イメージとしてはシドニーのオペラハウスで、内容はアジア・シルクロードの文化を体験できる施設。言語、音楽、美術工芸から民族料理、食文化を体験でき、且つ文化情報を発信していくという。そのことがアジア諸国と民族の関係強化となり信頼が育くまれていくとも主張している。NPO法人の提案とは、次のように展開している。
有益で魅力的施設
 4年後に北京オリンピックを控え、「アジアの時代」という新しい時代の予感の中でアジア・シルクロード文化村といったビジョンと戦略を持ち、時代の要請に応えた施設は、国連の常任理事国入りを目指す日本や日本人にとって極めて有益で魅力ある文化的財産として、リピーター的ファンを開拓することが可能になる企画です。
アジアの時代を象徴
 日本列島は、湾曲するパラボラアンテナのようにアジア大陸(ユーラシア大陸)に向かって開かれ、太古以来、諸民族の人と情報を受け入れて今日の日本を形成してきました。しかし幕末以来、このパラボラアンテナは180度向きを変え、欧米の情報受信に専念する事が続き、日本人はいまだに鹿鳴館的欧化主義・脱亜入欧的意識を引きずっており、今は死語のようになった「表日本」「裏日本」という言葉もこうした歴史を反映しています。
 1991年に、旧ソ連崩壊後の国際情勢の変化に促される形で、やってアジアにも目が注がれるようになり、日本政府においては、数年前から進行している「ユーラシア外交」「シルクロード外交」はアフガニスタン、イラクなどでの戦乱にもかかわらず、日本人が今後歩むべき外交の基本的方向として受け入れられており、アジアにおいては、中国を中心とした活発な経済圏が形成されつつある中で、日本経済に対する刺激と回復効果が注目され、中国、中央アジアや北東アジア諸地域を含めたアジア諸国、民族も日本との関係強化に大いなる期待と希望をもって見つめている。
 また、こうした政治外交経済の分野だけでなく、文化的にもアジアの湖流というものが動いており、また日本では戦後7回目となる学習指導要領の改定に伴い昨年から世界の諸民族、特にユーラシア、アジア、シルクロード地域の文化を視野に入れた国際価格の涵養(かんよう)を重要な方向として掲げ、幕末明治以来の西欧一辺倒の文化理解の修正が打ち出され、元々アジアシルクロード起源であった日本文化の見なおしを含め、アジアシルクロード地域との文化交流は年々活発になっています。
 スポーツの世界でも、北京オリンピックを4年後に控え今後ますますアジアの時代が注目され、市民生活のあらゆる分野で、すでにアジアの時代が進行しています。
文化芸術の終着駅
 こうした時代に、アジア・シルクロードを視野に入れた体験型施設は、よりふくらみのあるアジア理解に貢献する事が可能です。
 アジア・シルクロードの文化芸術の終着駅はこれまで、奈良や京都とされて来ましたが、それは1200年前の昔。江戸開府に伴い、全ての文化芸術は東海道を通って江戸に移され、江戸で花開きました。
 人と文化の回廊は東海道。その終着駅、お江戸日本橋こそまさしく時空を超えたアジアシルクロードの文化芸術の終着駅です。中央区にアジアの時代にふさわしいアジア・シルクロードの文化芸術の発信基地が整備されるべき時代を迎えています。
 (問合せTEL・FAX03-5371-5548)

 
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