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■ 10月24日発行  このページの先頭へ
戦災の体験を語りあう
千代田小校友会の総会で

 現在の日本橋中学のある場所は終戦直後まで名門校・千代田小学校だった。その卒業生の集まり「校友会」は毎年総会を開いて同窓の交流をふかめている。今年の総会は16日の日曜正午から墨田区横網の第一ホテル両国で開かれた。100名をこえる参加者でにぎわった。司会は昭和19年卒の石橋健一氏がつとめ、物故者と終戦60年で戦災犠牲者にも黙祷をささげた。
 会長の小幡勝彦氏(昭和11年卒)は、今年は終戦60年の記念の年なので体験談を伺うことになったと報告するとともに、「先手、先手と打って、来年もまた来ていただきたいと思います」と挨拶。
 来年は千代田小創立130年で、さらに総会も40回目の節目を迎える。
 行事報告(14年卒の小幡勝彦氏)会計報告(21年卒の池崎育代さん)会計監査報告(11年卒の新貝一雄氏19年卒の池田利秋氏)をそれぞれ承認した。
 昭和20年3月10日の東京大空襲から60年ということで、会員有志が「私の戦災体験」を報告した。
 西山隆氏(昭和14年卒)焼ける火に照らされたB29が美しく輝いて見えるのが印象的だった。母校のガラス窓が破れ外壁が真っ黒いのを見て、寂しかった。
 岡本晴雄氏(15年卒)3月9日、日本は必ず勝つの講師が軍曹(下士官)なので日本駄目かなと思った。明治座の前でヘルメットが浮かんでいて、その下は死体だった。
 竹内瑛一氏(18年卒)明治座に行くように言われたが、父が「風下に行く馬鹿がいるか」と一喝。横山町までたどりつき助かった。
 村山昭一氏(18年卒)明治座には熱くて入った。入れない人は死んだ。2・3階が崩れた時、外に出て助かり、中に入っていた人は死んだ。
 江原恭子さん(19年卒)ミツワビルに入って助かり、川で父に会いバケツをかぶり助かった。

 
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