東京中央ネットロゴ NPO(特定非営利活動)法人東京中央ネット 東京中央ネットは中央区のポータルサイトです。
東京中央ビジネスナビ参加企業について
検索する
サイトマップ お問い合わせ
HOME > ニュース > 中央区民新聞
ページタイトル:中央区民新聞
最新から過去のバックナンバーまで、中央区民新聞のすべてがご覧になれます。
中央区の情報探しにご活用下さい。
過去の記事を見る
2005年度版を見る 2003年度版を見る
2004年度版を見る 2002年度版を見る


記事

■ 7月10日発行  このページの先頭へ
環状2号線、勝どきは高架方式

 区議会は6月28日、理事者との全員協議会を開催した。テーマは環状2号線と東京オリンピックで、東京都からオリンピック招待本部の谷島明彦推進部長、都市整備局の妹尾高行開発計画担当課長、建設局の道家孝行道路監らが説明に当たった。環状2号線については、汐留から晴海まで地下方式と計画されていたものを、築地市場が移転と同時に都は修正し、地上方式に切りかえた。今回の説明ではその計画の一部を修正。勝どき地区を高架方式にして清澄通りで環状3号線と交差させるという。この再修正案で秋口に都市計画とアセスの手続きに入り、来年秋には都市計画決定をして着工、平成27年度の完成を目指す。さらに築地市場については移転までに暫定道路を設ける予定だが、そのルートは未定。道路をコンクリートむきだしで地域に通らせることに住民の反発は強く、世界各国で地下化が進められているだけに、今回の都の計画にはオリンピック招致に逆行するの声が少なくない。東京都の示した計画の内容をまとめた。

全線開通は平成27年度を予定

 平成5年の地下方式について東京都は次のように説明した。「市場機能と環2がぶつからないために地下方式とした。その結果、築地−勝どき地区に向って直接アクセスできず、勝どき地区を通過せざるを得ない。このため自転車や歩行者が直接、築地から勝どきに渡れないなど、課題もあった」
 平成13年12月、都庁として築地市場の豊洲移転が決定したことを受け、次の3点から計画の見直しを検討(1)勝どき地区の非難ルートなどを拡充する防災性の向上を図る。(2)市場跡地における土地利用を促進する。(3)築地、勝どき、晴海区間の連絡強化を図る。こうして平成16年1月に、平面を基本とする素案を公表した。
 この後、中央区のビジョンなどを参考にして、沿道環境や道路機能等のさらなる向上を図るために様ざまな意見をふまえ、地域分断や生活環境隅田川橋梁の景観などに配慮して、素案をもとに道路構造の再検討をした。
 築地地区から隅田川を橋梁で渡るまでは素案と同様だが環状3号線との交差を含め、朝潮運河の橋梁までの区間を高架構造にする案を考えた。このことによって、本線の4車線の交通は勝どき地区を通過することになるが、環状3号線との交差や各地区のアクセスのため側道を地上部に設けることによって、当初の素案のもっていた欠点を補うことができる。

今後の整備行程

 今回の整備区間は、有明、豊洲地区と汐留地区を結ぶ2.1キロ。
 環状2号線のうち、唯一残された未着地の区間で特に臨海副都心地域の道路ネットワークにおいて根幹となる重要な道路、と東京都は考えているという。
 本年夏に都市計画手続きをしてアセスメントをして、来年秋に都市計画審議会に付議を予定。
 計画案の内容は、秋口には各地元での説明会を予定している。

築地には暫定道路

 平成24年の豊洲市場会場に合わせて環状2号線の暫定整備を行う予定。環2の計画は市場の中に割り込んでいる。平成24年まで市場機能が継続されるので、その段階で同時期に環状2号線をこの部分で構築することができない。
 いったん市場をよける形で暫定道路を整備する必要がある。市場内と場外に1車線づつの仮設の道路を整備することを検討している。そして、市場内の建物が撤去されたのちに本線整備に着手する。オリンピックの計画などもふくめて工程については検討をすすめている。

事業費は1300億

 市場の移転後に市場跡地での本線整備に入るので、晴海から汐留までの全線開通は平成27年度を予定している。総事業費1300億円を予定している。
 <事業主体>晴海地区の土地区画整理の事業区域内の約0.5キロの部分は都市整備局が所管。朝潮運河を含めて勝どきから汐留までの1.6キロ間は建設局が所管。
 隅田川の橋梁はアーチ型で歩道を外側に設けるので、障害なしに景観を楽しめる。橋の色彩などは地元の意見を参考に決めるという。

 
このページの先頭へ


copyright2004 Tokyochuo.net All Rights Reserved.
東京中央ネットについて 東京中央ビジネスナビについて このサイトについて プライバシーポリシー