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■ 7月10日発行  このページの先頭へ
新しい区の文化財紹介

証券取引所の古文書

 東京証券取引所が所蔵する文書は、その前身の東京株式取引所設立に関する資料や、株式取引所の営業関係資料、証券売買の仲介人や証券会社に関する資料、公債や株券など、明治から昭和初期にかけての証券(株式)に関する資料40件からなる。
 現在、これら文書群は、東証Arrows内「証券資料ホール」に展示されている。証券類に関する文書がまとまって所蔵されていることは全国的にも珍しく、資料的にも貴重。
 日本の証券市場の誕生から発達の歴史がわかる重要な資料で40件。

佃島沽券絵図控

 宝永7年(1710)8月に作成されたもので、佃島の名主が町奉行所へ提出した沽券絵図の控とみられる資料。
 縦129センチ、横118センチの和紙に、佃島の形状、地割、土地所有の状況、家守名などが記載されている。また、佃島の地主の所有地を無色で示し、島内の道と橋を黄色で仕上げ、周囲の海や川の水は濃淡の藍色、水中の葦の葉は濃淡の草色で表現するなど、非常に手の込んだ色彩も施されている。
 所有者は金子まささん。且つて「佃政」で異名を馳せた佃島の元締の子息・金子為雄氏の妻。
 江戸の佃島の形状を知ることが出来て、その歴史を解明する重要な資料。

明石町居留地遺構

 平成12年8月から12月にかけて実施された旧2中跡の遺跡(明石町1−6)の発掘調査で出土した、明治時代の築地外国人居留地の遺物。
 これらの遺物のうち、445号遺構から出土した107点が指定された。これらは明治初頭にこの地を所有していたフランス人アーハーブルに関連するものとみられる。国産の陶磁器・土器のほか、西洋所産の陶磁器、ワインボトルや刃物、パン(浅い鍋)といった生活用具や、切断痕の残る牛骨など。
 本格的な発掘調査により出土した近代の外国人居留地の遺物は区内で初、全国的にも例をみない。
 これら文化財は晴海1−4−1の文化財倉庫に保存されている。

 
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