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■ 3月12日発行  このページの先頭へ
矢田区長、区議会で所信表明
6期目への意欲示す
 <人口10万達成>国全体が人口減少時代に入った中で大い誇るべき成果。とりわけ30歳代を中心とした若年世帯の転入が多く、まちには子どもの声があふれ、にぎわいと活気がみなぎってきたことは誠に喜ばしい限り。昭和63年1月、「定住人口回復対策本部」を設置して以来、「都心に人が住めるようにしよう」を合い言葉に住環境の整備を軸にして進めてきた総合的な施策が大きく花開いた結果である。
 <環境問題>いままさにわが国は京都議定書で義務付けられた温定効果ガスの6%削減に全力で取り組むべきである。
 本区は「地球規模で考え足元から行動する」という理念に基づき、地球温暖化対策として檜原村での「中央区の森」事業や区内の緑化促進、徹底した資源循環などに積極的に取り組み、地球環境保全へ向けた先導的な役割を果たしてまいりたい。
 <財政の行方>人口増に伴う区民税に伴う区民税の増収が期待されるものの、三位一体改革に伴う税制改正による影響、さらに老朽化が進む区施設の大規模な改修や改築が見込まれるなど、依然として楽観できない状況にある。このため予算編成に当たっては、健全財政を堅持しつつ区民ニーズに的確に応えるとともにより質の高い快適な都心居住の実現に取り組んだ。
 <子ども家庭支援>9月に「子ども家庭支援センター」を開設し、ショートステイやトワイライトステイ、一時預かり保育などを実施するとともに、総合的な子育て支援のネットワークを構築する。ここでは3世代交流に向けて、「見守りサポーター」として高齢者に協力を求める。また育児不安への早期対応のため、「ママとベビーのはじめて教室」を実施する。子ども医療費助成に関しては、対象を拡大して中学生まで医療費を全額無料化し、児童手当は、3歳児未満の第1子、第2子の支給額を月額5千円から1万円とする。
 <高齢者施策>団塊の世代の定年退職に、「高齢者応援プログラム」として、地域に戻ってこられる方々の社会参加を促進する活動の場づくりについて見当を進める。区内2番目となる民間の特別養護老人ホーム「晴海荘」が5月に開設される。
 <防災対策>通常の避難所で生活することが困難な要支援者に福祉避難所を設置する。高層住宅の防災対策では「指導要綱」を改正し、発災後も住宅内での生活が確保できるよう必要な整備(備蓄倉庫等)を建設計画時に事業者に求める。
 <まちづくり>名橋「日本橋」に架かる高速道の撤去と日本橋の再生については、東京駅前地区など周辺の整備との連携を前提に都市計画等の考え方を整理し、国や都と協力して新たな制度の創設や仕組づくりの具体的な検討をする。銀座地区では、良好な街並みを維持・継承するため、銀座ルールに基づき、地域の意見を反映できる「協議型まちづくり」を推進する。築地地区では、NPO法人「築地食のまちづくり協議会」を支援し、「築地ブランド」を生かしたまちづくりを目指す。築地をはじめ勝どき・豊海・晴海地区では、市場移転や環状2号線、オリンピックの招致など都の計画で周辺環境に多大な影響・変化が想定されることから、総合的なまちづくりを調査検討する。
 <水辺の整備>隅田川と日本橋川の護岸緑化や朝潮運河周辺のにぎわいづくり、亀島川テラスの緑化の調査を行い「水の都プロジェクト」を推進する。佃児童遊園は隣接する都有地を借り受け石川島公園と一体整備をする。
 <商店街振興>中小企業の振興に関する基本条例を改正して、チェーン店などに商店会への加入と事業への参加を求める。また、区商連の加入促進事業を支援し、商工融資でも優遇利率を設定して区商連をはじめ町会・自治会への加入を促進する。
 <日本橋問屋街>文化服装学院との取り組みはもとより諸団体や外部デザイナーとの連携強化、情報発信機能の充実を支援する。
 <学力の充実>全中学校において国語、数学、英語3教科の非常勤講師を配置し、習熟度別指導や個別指導など、生徒の学力に応じたきめ細かな学習支援を行う。小学校では、外国人英語指導講師を2名から10名に増やし全学年で授業時間数を拡大、理科支員を配置する。
 <教育改革>昨年設置された「教育の中央区学校づくり検討会」や地域協議会における議論を見守り、本区にふさわしい通学区域のあり方と具体的な手法を検討していく。
 <コミュニティ>新しい住民が増える中で、住民相互の融和を含め地域の核となる町会や自治会の活動をより魅力あるものとするため、「地域活動アドバイザー」を派遣するほか、NPO・ボランティアなどの社会貢献団体との協働を進めていく。また葬儀もできる浜町集会施設の整備に着手する。
 <初心に立ち返り>変化の中にあって「何を守り何を変えていくのか」、いまこそ、区民の立場に立った揺るぎない的確な判断と行動が求められている。同時に広い視野に立って、日本全体、世界全体に対し何をなすべきか、区民とともに熟慮し、行動してゆかねばならない。私は、あらためて初心に立ち返り区民の幸福追求と区政発展のため、あらゆる課題に対し、真っ向から積極果敢にチャレンジしていく。区民一人ひとりがかけがえのない人生をいきいきと安心して暮らし住み続けられる、気品と風格、知性あふれる日本一・世界一の「光輝く 中央区」への大いなる飛躍・発展に向け、もてる力のすべてを注ぐ決意です。
 
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