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■ 4月16日発行  このページの先頭へ
さようなら聖ヨゼフ幼稚園
80年以上の歴史に幕おろす
 大正13年、パリ外国宣教会の宣教師により開園して以来、80年以上にわたる歴史を刻んだ「聖ヨゼフ幼稚園」が3月31日を以って閉園となった。閉園のセレモニーが多数の関係者が集まり盛大に開催された。
 閉園式は午前11時から築地教会聖堂で開かれた。全員で聖歌「マリアさまのこころ」を斉唱したのち設置者であるカトリック東京大司教区の代表役員、岡田武夫大司教が挨拶。歴代の園長、園児の家族など多くの方に支えられて来たことに「言い尽すことのできない」感謝の念を示した。また矢田区長も私立幼稚園として果たしてきた役割を評価、無念の思いを語った。
 聖ヨゼフ幼稚園後援会の廣川修司会長は、昭和39年に後援会を設立して近代的園舎を建てた経緯を説明。平成16年に閉園の知らせを聞いてショックを受け、「言いようのない怒りを覚え、天の声と納得するまで日時を要しました」と振り返り、記念誌を閉園式の記録を入れて発刊、本日、記念碑を披露する、と報告した。また「幼児の時に受けた人間形成を今でも感謝している」と語った。
 卒園生を代表して後援会の水野雅生副会長は、戦後の混乱で卒園できなかったのを、先生方の尽力によって52年ぶりに卒園証を受けとったエピソードを披露した。園長の藤岡和ジ神父は「悲しい思いをさせることになったが、温かい支援で有終の美を飾ることができました。私どもは、人間にとっていちばん大事なことは感謝の心と教えてきました」と挨拶した。
 引き続き園庭で記念碑の除幕式を挙行。園児らがヒモを引くと記念碑がお目見え。作者の小畠泰明氏は月島在住で「聖書のぶどうを中心に思い出を彫りました。再び訪れたときに楽しい思いができるようにしました」と説明。感謝状が贈られ、全員で「ごらんよ空の鳥」を唱った。
 
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