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| ■ 4月23日発行 |  |
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| 区議選 現職2人落選、新人4人当選 矢田区長6選、投票率74% |
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| 統一地方選の第2弾、区長・区議選は15日に告示され、区長選には6期目をめざす矢田氏と共産党推せんの佐藤氏が立候補、区議選には現職28人と新人9人が名のりをあげて定数30を競うことになり、一週間の選挙戦を繰り広げた。区長選では両候補がマニフェストを発表して、特に築地市場の移転が話題となった。区議選では、新住民の動向がつかめず、特に現職には重い選挙に。投票率は前回よりさらに3ポイント減になったものの、投票者は前回よりも3,943人も多く、このあたりが新住民の票とみられ、民主党の新人女性が2,000票の大台でトップに、新人2人も高得点で当選を果した。 市場移転ひびく？ 区長選は、矢田区長の6期目も得票率80%をこすと見られていたが、結果は共産党推せんの佐藤氏が1万票にとどく高得票により果たせなかった。やはり築地市場の移転問題がひびいたと言われている。マスコミも移転先・豊洲の土壌汚染をクローズアップしたし、食の安全という正義の味方で佐藤氏は高得点を果たしたと見られる。 人口回復の実績でその土台づくりを、きめこまかく示したものの、やはり6期という多選に対する不満は、今回のような結果として表れたという味方もでている。 開票の午後9時すぎにはマスコミが矢田氏の当確をうちだし、選挙事務所では深谷代議士、中山前代議士、立石都議らが駆けつけた。矢田氏は「初心忘るべからず、皆さんの御恩に銘じて堂々と区政にとりくんでいくことを誓います」と、6期目への決意を明らかにした。 新住民で4人当選 区議選は大方の予想を裏切り、現職2名が落選して、新人4人が当選を果たした。さらにその新人のうち民主党公認の女性が2,000票の大台にのせトップ当選した。 区議選の投票率は、たしかに前回50%割った時よりさらに3ポイント低かった。しかし有権者が4年前より、1万7,000人も増えているところから、投票者は前回よりも3,934人も増えている。この大半が新住人とすれば、医師の小坂氏が3位にくいこみ、田中耕太郎氏も1,000票台にのせたことも納得できる。こうした動きの中で岡田氏は引退した坂戸氏の地盤があったから2,000の大台にのれたと言うこともできる。 トップ当選した岡田氏は、「期待を肌で感じた。つい最近のブログで、あなたのような人を待っていたの、と励まされました」と話す。応援した中山前代議士は「元教師への期待もありましたが、後援会を作って選挙にのぞむというやり方だけでは選挙戦がたちいかなくなってきているのではないか」と説明した。 小坂氏は毎日、辻説法を行い、田中氏は若い運動員と共に区内を走りまくって、新住民の心をつかんだのではないかと言われている。 共産一減、自民一増 共産党は長年にわたり維持してきた議席の一角をくずし、提案権を失うことになった。最終日に市田書記長が応援に駆けつけたものの4票差に泣いた。 自民党は大塚氏の後継者、木村氏が1,000票の大台にのせて、二瓶氏が辛くも最下位当選を果たして13から14議席にふやすことができた。 公認を受けることができなかった、うりう氏の動向も注目を集めたが600票台にのせ、次々点になったことは、公認しなかった自民党の多くが意外の感じをもっている。 前回、無名にもかかわらず熱心な辻説法がきいて当選を果たした田村氏がふるわず、五百票台にとどまった。新住民の新人のパターンなのか、本人の努力の問題なのか、いずれにしても新しい選挙の象徴ともいえる。
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