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■ 12月10日発行  このページの先頭へ
地域ぐるみで支えて「お披露目」
大好評の「新富座こども歌舞伎」
 4月に発足した「新富座こども歌舞伎」のお披露目公演が11月25日の日曜日、京橋プラザの多目的ホールで開催された。用意した250の椅子は満席で多くの立ち見が出るほどの盛況ぶり。
 演目は有名な、河竹黙阿弥作の「三人吉三」3人の悪党の出会いの物語。
 7月から毎週末に稽古を重ねてきてのお披露目。口上に始まり、次々と役者が長いセリフを体いっぱいに張りあげるたびに、観客はどんどん引きこまれていく。小さい体で身栄を切ると笑いがおこる。でも目がはなせない。演ずるほどに、その熱意が伝わってくる、それを見る人は体に感じてしまう。お披露目公演は休憩を入れて2回行われ、2度目はさらに大きな感動を観客に与えてくれた。
 この会を発足させた諸河文子さんは日本舞踊藤間流の名取、師範。4月の発会式の顔合せに参列した子ども達は最初は緊張していたものの、次第に姿勢はくずれて、「ほんとに大丈夫なのか」と気をもませたもの。しかし厳しい稽古で子どもたちは全員が泣いたという。その涙と汗が、お披露目での感動になったと舞台裏を知る地元の人達は語っていた。
 音楽指導した杵屋佐之忠さんは第1部を終えた子どもたちは涙をこらえる子や、ほっとして笑顔を見せる子など表情を伝えるとともに「歌舞伎座に張り合える」と誉めていた。また歌舞伎には表には出ない「黒御簾(くろみす)」が欠かせないと、その由来を説明するとともに、その役を担っているのが地元の人であることに「さすが伝統文化の中央区ですね」と誉め、メンバーを紹介した。その地元の人とは、大津嘉一郎(新川)松澤きよ(八丁堀)広川修司、恩田和雄(新富)の各氏。
 文字どおりの地域ぐるみで支える「子ども歌舞伎」本番は2月の節分、鉄砲洲神社の神楽殿で行われる。
 お披露目の最後には役者のそろいぶみも行われ、その晴れ舞台に涙する親もいた。なお来年度の出演者を募集中。対象は中央区在住の小学生で男女問わず。問合せはFAX、Eメールで。3551-2910。E‐mail:fumi@ag.wakwak.com。住所=新富1-17-10「新富座こども歌舞伎」の会。
 
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