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■　5月12日発行

椙森神社の本祭り 16日に大神輿渡御

日本橋堀留町の椙森神社は今年が本祭り。16日（金）は一日がかりで名物の大神輿の渡御が行われる。 　椙森神社は江戸時代は広大な敷地に囲まれ、堀留を中心にした商人によって支えられてきた。日本で初めて富くじの行われた神社として広く知られる。 　現在のみこしは関東大震災後の昭和6年に再興。東京でその名の知られた典型的な錺（かざり）神輿。厚い金板に繊細な細工が施されていて東都有数と地元で自慢のもの。特に4本の柱の昇り竜、唐戸周辺の彫刻がひときわ目を引く。 　神輿は氏子町会の手で朝9時に宮出し、人形町交差点近くで第1区に引き継がれる。日本橋小学校前から人形町1丁目の芳人町会を練る。11時半ごろには人形町3丁目西部町会へ。午後1時ごろから、堀留町内を練り、4時半に宮入り。神輿は鳳凰だけでも60キロ。常時60人ほどの担ぎ手を要するという。