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■ 3月23日発行  このページの先頭へ
江戸東京を再発見するための広域集客観光サービス推進事業
経済産業省「平成20年度広域・総合観光集客サービス支援事業」
江戸東京再発見コンソーシアム(代表団体 NPO法人東京中央ネット)
 都心を中心にCREWというユニークな観光事業を「江戸東京再発見コンソーシアム」が取り組んでいる。CREWとは、「Consortium of Rediscovery Edo-Tokyo Tourism Walk」の略称で、江戸東京を再発見するというものである。

 江戸東京再発見コンソーシアムは、NPO法人東京中央ネット(理事長 山本徳治郎 株式会社山本海苔店代表取締役社長)が代表団体となり、事業対象地域のNPOや民間企業など10社で結成された。
 東京都心の賑わい創設を行い、観光集客を推進することを目的に、都心の老舗商店・レストラン、伝統工芸事業所、江戸から続く史跡等を観光資源とした街めぐり、各区をつなぐ舟めぐりを手段として展開する。

 事業効果としては、本事業により、都心観光を広報周知し、事業の進展にあわせ、これまで個別の街にしか訪問していなかった観光客に、複数の街を回遊していただくことを期待している。あわせて、本事業により開発する観光ツールにより東京来訪客の滞在日数の増加、宿泊日数の増加、レストランやショッピング訪問地の増加への寄与を行う。
 その結果、街の魅力を街めぐり、舟めぐりガイドや広報パンフレットで観光客に伝え、東京都の中でも特に都心に観光客が集う街の育成に寄与していく。
 当事業を経由して、今後整備される羽田空港や東京スカイツリーなどの観光拠点、既存の浅草、秋葉原、銀座などの観光拠点も加えて水辺でつなぐ、あらたな都心の観光ルートを構築し、広域の観光地域を創設しようと企画中である。
 平成20年度に実施した事業概要を次に示す。

江戸東京再発見コンソーシアムの6事業
(1)広域連携を実現する都心水辺舟めぐり事業
 隅田川を基点に神田川、日本橋川、芝浦運河などを電気ボートで巡る広域観光舟運事業で、「江戸東京舟めぐり」のモニター運航を2009年1月から3月まで、「芝浦運河コース」を10回、「日本橋川コース」を17回実施した。1回の乗船定員は11名、乗船時間は1時間とし、新聞広告やホームページ、メール配信を用いて集客を行った。延べ参加者は182名であった。
 参加者からは、次のような意見をいただいた。
・都内では珍しい体験なので、このツアーを通して多くの人に水辺の環境問題などを考えてもらえれば良いと思った。
・日常知りえないことでとても良い体験であった。
・江戸を感じることができた。
またアンケートではコース内容や料金設定についての意見も記述されており、本格稼働に内容を反映していく考えだ。

(2)各地域の特色を活かした江戸東京再発見街めぐり事業
 千代田区、港区、中央区の史跡、老舗、伝統工芸店をガイドや観光パンフレットを用いて回遊する街めぐり事業として、2008年9月から2009年3月まで、「江戸日本橋観光めぐり」1回、「浮世絵観光めぐり」6回、「人形町観光めぐり」10回を実施。1回の参加定員は約10名、周遊時間は2時間とした。延べ参加者は170名であった。
 参加者からは、次のような意見をいただいた。
・伝統工芸施設で、普段の買い物では聞けない話を聞けて楽しかった。
・今回は下町の昔等がよくわかり勉強になりました。
・個人でみることがない場所、説明などを見ることが出来よかったです。
 今後は、アンケートで希望が多くあった昼食付きの街めぐりを3地域で実施予定である。

(3)江戸野菜の周知拡大のための地盤作り事業
 江戸野菜ブランドを観光資源化していくため、東京都内の地産地消を目指し、コンソーシアムメンバーによる江戸野菜の生産とレストランによるレシピ開発を行う事業である。
 文献や各種資料をもとに事例調査を行い、試作メニューを立案する。
 今年度は数種類の江戸野菜メニューの開発がなされ、次年度以降に試食会などによる意見収集を実施する予定だ。

(4)伝統工芸を次世代に継承する事業
 事業対象地域の伝統工芸技術を継承する事業所を連携し、街めぐり事業と共同して江戸時代から続く伝統を現代に伝える事業である。
 今年度は、伝統工芸施設の見学を含めた人形町観光めぐりを10回実施し、つづら店や三味線屋の御主人から伝統工芸に関するお話を伺うことができる内容となっている。

(5)江戸東京観光情報発信
 江戸東京再発見コンソーシアムが実施する事業をチラシやホームページを用いて発信する事業である。将来的には多言語での情報発信を目指す。

(6)江戸東京再発見にかかわるシンポジウムをとおした観光集客広報事業
 観光をキーワードにしたシンポジウムを実施していく。今年度は2008年11月8日に「江戸東京観光舟運シンポジウム」を実施しており、観光舟運としての在り方などについて世界各国から舟運に携わる専門家を招聘した。
各事業への参加申し込みはホームページから↓
江戸東京再発見コンソーシアムのURL:http://www.edo-tokyo.info/
 
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