銀座の“しにせ”の旦那衆が、日頃研鑚した“芸”の成果を一堂に披露する恒例の「銀座くらま会」を10月28日（火）午前11時から新橋演舞場で華やかに開催する。
　斎藤まゆみさんの司会で藤澤　繁、兼松真澄、柳田青蘭、田村久子のみなさんのおたのしみ小唄で11時半に幕開け。第1部は出演順に▽清元　三社祭＝GMナイル（ナイルレストラン）▽小唄　浜町河岸＝柳田青蘭（学書院）▽河東節　禿万才＝吉田　保（銀座吉田）▽小唄　宵宮・さつまさ＝兼松真澄（銀座・かねまつ）▽清元　北州千歳壽＝田村久子（田屋）▽小唄　江戸祭り＝柳田青蘭▽清元　落人＝小林正治朗（一哉堂画廊）▽哥沢　住吉の月夜がらす＝柳澤政一（西銀座デパート）▽小唄　夏の涼み・西であろうと＝西川と志（サン・スーシー）▽小唄　浜町河岸・いつしかに＝丹羽壽彦（カメラ銀一）▽常盤津　大森彦七＝矢代裕三（銀座ヨシノヤ）▽小唄　影絵・どら猫＝福原義春（資生堂）▽常磐津　花舞台霞の猿曵＝鈴木久典（花蝶）▽一中節　家桜傾城姿＝藤井文子（不二家）▽小唄　時雨西行・竹は八幡＝福原義春のみなさんで、玄人はだしの粋な芸が相次ぎ会場を沸かせる。
　小倉昌男会長（ヤマト福祉財団）会員一同のご挨拶があり休憩。
　第2部は午後4時半頃から▽義太夫　生写朝顔話・宿屋の段＝小倉昌男▽長唄浅妻船＝佐川八重子（桜ゴルフ）▽小唄　初雪・二上がり新内涙かくして＝丹波壽彦▽長唄　助六＝藤澤　繁（竹柳堂）▽大和楽　あやめ＝勝又恵子（米洲）
　▽常盤津　駕屋＝植草三樹男（銀座あけぼの）▽小唄　辰巳の左褄・からかさ三題＝兼松真澄（銀座かねまつ）▽荻江節　松竹梅＝原田吉藏（相模屋）▽常磐津　お夏狂乱＝加藤晴彦・加藤節子（アルカディア）のみなさんの熱演が続き、終日盛りあがりをみせる。
　銀座くらま会会員一同、大手じめは夜8時頃。
　先着客へ「くらま会」のお土産、銀座木村屋総本店特製のあんぱんを玄関でプレゼント。