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日本橋OLインタビュー

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日本橋美人新聞No.2冬春号(2005―2006年)掲載
美人は日本橋で創られる

西川産業株式会社 酒井理子さん

 
インタビューアー:山田 晃子
日本橋美人提唱者
日本橋OLクラブ部会長
ヤマダクリエイティブ代表取締役

上手な眠りが美を磨く

山田 今日は西川産業株式会社にお勤めの酒井理子さんをお招きして、日本橋と日本橋美人についてお話を伺います。
酒井 私は会社の代表として3代目の「日本橋OLクラブ」会員にあたります。活動をお手伝いしてからは、3年目になります。西川産業株式会社にはデザイナーとして入社し、今は営業戦略室に勤務しています。弊社は寝具の製造と卸しを主としておりますが、寝具といっても布団だけでなくパジャマやタオルなど、眠りからリラクゼーションシーンのアイテムをトータルに扱っています。
山田 現在、酒井さんが取り組んでいるお仕事についてお聞かせください。
酒井 具体的にはトレンドやデザインに関する情報を収集して営業活動の支援をしたり、商品開発の経験を生かして取引先の企画会議に参加するなど、営業と商品部の両方を兼任しています。
山田 御社は眠りについての研究をしていらっしゃるそうですが、十分な睡眠時間がとれない現代人としては興味がありますね。
酒井 昭和59(1984)年11月に日本睡眠科学研究所という機関を設けて、より健康で快適な睡眠環境の探求、人間の睡眠生理に関する研究に取り組んでいます。
山田 一般的には夜10時から2時までの間は、就寝していることが美肌をつくるといわれていますが、実際にはこの間に寝ているのは難しいと思います。そこで、この時間帯に眠ることのできない女性が、よりよい睡眠を得るのにはどうしたらいいのでしょう?
酒井 仮に、その時間に寝ていたとしても、問題はその眠りの質なのです。たとえば、お酒を飲み過ぎてバッタリ眠るのは、深く寝ているようでも夜中に目覚め、質の良い眠りではありません。睡眠のパターンは、寝入りばなが深く、それが徐々に浅くなって目覚める、という状態がベストです。
山田 ではどうしたら、そのベストなパターンで眠れるのでしょう?
酒井 それには、寝る前のリラックスが大切です。ゆっくりお風呂に入るとか、静かな音楽を聴くなど…自分なりのリラクゼーション方法を見つけるといいと思います。
また、昼間の時間にきちんと身体を動かすことも必要ですね。
山田 疲れ過ぎても眠れなかったりしますよね。
酒井 デリケートな眠りをコントロールするためには、いい眠りの環境を作ることも大事なのです。寝室の光源を間接照明にしたり、朝には太陽光が差すようにすると自然に目覚めることができます。また、寝室のインテリアは、赤のような興奮色だと、脳がリラックスできないので中間色がお勧めです。たとえば、カバーなどを落ち着いたブルー系やベージュ系にすると心も休まりますよ。
山田 寝具のマットは、硬い方が良いといわれますが、実際はどうなのでしょう?
酒井 寝具は、その人にあったものを選ぶ必要があります。敷寝具なども、正しい寝姿勢を保ち、体圧を適度に分散させるものを自分の体型別に選ぶことが大切です。
山田 枕の質や高さなども、いろいろと言われていますよね?
酒井 その人のベストな枕というのは、横になったときの頭と首の隙間にぴったりフィットするものなので、これも自分にあった高さを選んでください。枕も大事ですが、直接肌に触れるピロケースにも気を遣ってください。
山田 どういう素材のものがいいのでしょう?
酒井 肌に優しい柔らかい素材のものがお勧めです。最近は綿素材だけでなく合繊素材でも肌に優しいものがありますし、シルクセリシン加工したものなどいろいろあります。眠る時の素材の触感を楽しむのもリラックスのひとつですね。またピロケースはこまめに洗うことが大事です。顔や髪につけたものを全部吸収しているわけですから、意外と汚れるのが早いんですよ。
山田 実際どこへ伺ったら、自分にあう寝具を選び、購入することができるのでしょうか?
酒井 日本橋地域でいえば三越さんやa島屋さんの寝具売場でご相談ください。また、日本橋の日本橋西川では、枕のコンサルティングコーナーがあり計測もしてくれます。相談は無料ですので、是非ご利用ください。詳しくは、このたび出版された、山田さんの著書「日本橋美人」の中でも、質の高い眠りが美人を創るとご紹介されていますよね。是非、皆さんにも読んでいただいて参考にしていただきたいですね。

町の情緒が美人を創る

山田 ところで、会社のある人形町界隈で過ごすことが多いと思いますが、酒井さんがお気に入りのお店はありますか?
酒井 たとえば、「うぶけや」「岩井つづら店」、また黄金芋の「寿堂」とか。昔ながらの情緒のある小物屋さんや甘味屋さんを巡るのも楽しいですね。また「芳味亭」「豆子」などでお食事をしたりしています。風情のあるお店が、地方でなく都会のビジネス街にあって、しかも地域に密着している。このコントラストは、人形町ならではのことですよね。そんな空気が職場でリラックスを与えてくれています。

「日本橋美人―Japan Beauty from Edo-Tokyo」とは?

山田 最後に、酒井さんがイメージする「日本橋美人」とは、どんな女性でしょうか?
酒井 古いもの、新しいものの魅力が分かり、両方を積極的に生活の中に取り入れている女性でしょうか。しっとりしていて、しっかりしているみたいな。
山田 素敵な女性を創る要素は、日本橋にはいろいろありますよね。酒井さんがご紹介してくださった書籍「日本橋美人」は日本橋で「心も身体も美しく」がテーマの「日本橋美人プロジェクト」の一環として出版されました。日本橋で美を磨くためのエッセンスをさまざまな観点から提案しています。この本が、日本橋を訪れる女性にとって、心身ともに輝けるキーポイントであってくれることを願っています。酒井さん、今日はありがとうございました。

撮影協力:ロイヤルパークホテル
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