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日本橋美人めぐり

HOME > 日本橋美人めぐり > 「読む」編
日本橋美人新聞No.15春夏号(2009年)掲載

日本橋で出会う魅力的な文学「読む」編


日本橋美人めぐりは「日本橋美人プロジェクト」が推奨する日本橋の散策コースです。
今回ご紹介するのは日本橋ゆかりの「文学散歩」。
日本文学史を彩る作家たちの面影を追いながら、日本橋美人らしく時を過ごしましょう。

長谷川時雨

 長谷川時雨(1879〜1941)は、江戸の名残が色濃い日本橋通油町に生まれ、日本初の女流劇作家、また小説家として活躍。
 時雨の代表的な作品「旧聞日本橋」には、明治時代の日本橋を舞台に人々の人情がきめ細やかに描写されています。また「近代美人伝」では、明治から昭和にかけて活躍し日本の近代を彩った数多くの女性たちが綴られています。日本橋美人の教養としてぜひ読んでおきたい一冊です。

日本橋通油町
日本橋大伝馬町周辺

谷崎潤一郎

 「刺青」「痴人の愛」「春琴抄」「細雪」などの作品で名高い谷崎潤一郎(1886〜1965)は、日本橋蛎殻町(現人形町)に生まれました。「幼少時代」では、当時の人形町界隈の様子が記されています。
 空想的な世界を華麗に描いた作品から日本的な伝統美の世界まで、彼が賛美し描いた個性溢れて魅力的な女性像の原点には、美しく強い母の存在があったと言われています。

谷崎潤一郎生誕の地
日本橋人形町1丁目7-10
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松尾芭蕉

 「奥の細道」で有名な松尾芭蕉(1644〜1694)が伊賀上野から上京し、日本橋小田原町(現室町一丁目)にあった鯉屋仙風宅に住んだのを記念して建てられた句碑。「桃青」という号で俳壇に認められ、宗匠として独立した頃の心意気が伝わってくるかのように「発句也松尾桃青宿の春」と彫られています。江戸の文芸に触れて、当時の人々の豊かな感性を味わえる日本橋美人になりたいものです。

芭蕉の句碑
日本橋宝町1-12-13日本橋鮒左前
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泉 鏡花

 明治から昭和にかけてロマン主義文学に独自の境地を開いた泉鏡花(1873〜1939)には「高野聖」「婦系図」「歌行燈」などの作品があります。
 初めての装画を用いた「日本橋」の表紙は、日本橋の風景画で飾られています。登場する女性たちの、凛として自分を貫き通す生き様には感動を覚えます。他の作品同様に芝居に度々とりあげられていますので、観劇を楽しみ日本橋美人度を上げましょう。

日本橋
日本橋周辺
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夏目漱石

 明治の文豪夏目漱石(1867〜1916)の小説には、日本橋が綴られることがあります。「三四郎」「こゝろ」「道草」などの作品では、登場人物が木原店横丁(COREDO日本橋裏)を訪れたり、縮緬の着物を買うためにわざわざ越後屋まで出かけたという描写もあります。作品の中の女性の魅力については、今なお多くの文学研究者が探求しているほどですから、読み直して日本橋美人を磨くのもいいでしょう。

漱石名作の舞台の碑
日本橋1丁目-4-1 COREDO日本橋アネックス広場
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宝井其角

 俳人宝井其角(1661〜1707)は「越後屋に布裂く音や衣替え」という句で、衣がえの時節、布を裂いて縫い直す音を巧みに詠んでいます。晩年に日本橋茅場町に住居を構え、師であった芭蕉の没後そこに「江戸座」を開き、江戸俳諧では一番の勢力になりました。口語調で詠まれた派手な句風は、現在でも共感できるものがあります。「洒落風」と呼ばれた句風を学んで見るのも素敵ですね。

其角住居跡
日本橋茅場町1-6-10
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 初対面の人でも、同郷者や同窓者だとわかると妙にホッとするように、だれしも自分に縁のある人や物には、親しみを感じます。私も日本橋に縁のある人物には、とても親近感を覚えます。文学界において日本橋とゆかりのある人々にも、魅力的な方がたくさんいらっしゃいます。どの作品でも構いませんので、一冊読み終えてから、ぜひ日本橋文学散歩を楽しんでみてください。

「日本橋美人」より抜粋
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