歌川広重 深川洲崎十万坪(名所江戸百景)

江戸時代の深川地域の開発は明暦の大火(1657)」以後に本格化し、「深川洲崎」という低湿地帯の埋め立てが進み、その領域の広さで「十万坪」と呼ばれます。歌川広重は本図を藍のモノトーンを中心にまとめ、翼を広げた大鷲が十万坪を鳥瞰するという、迫力溢れる画面で写しました。