葛飾北斎 東都浅草本願寺(冨嶽三十六景)

浅草の東本願寺(ひがしほんがんじ)は、およそ一万五千坪の広大な境内に建てられました。その巨大な伽藍は江戸の名所になり、「浅草本願寺」と称され親しまれます。葛飾北斎は、江戸の街並みと職人を見下ろすように小さく写し屋根の雄大さを強調した、北斎ならではの奇抜でダイナミックな構図で描かれました。