歌川豊春 浮絵紅毛フランカイノ湊万里鐘響図

歌川派の創始者・歌川豊春は、優れた弟子を育て後世の浮世絵界をリードする絵師を輩出するとともに、西欧の透視図法(遠近法)を用いた「浮絵(うきえ)」を本格的に描いたことで知られます。本図はフランカイ(オランダ)の地名にも拘らず、実際にはヴェニス(イタリア)であるといわれています。