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HOME > 特集 > 中央区都市観光編 > 浜離宮恩賜庭園観光編
浜離宮 後編  
後半もみどころがいっぱい。
手入れの行き届いた庭園に、たくさん癒してもらえます。
東京タワーやレインボーブリッジなど東京名物も見られます。
こんなステキな庭園があったなんて驚きますよ!

誰にも教えたくない秘密の場所にしたいと思います。
(全世界に配信されてしまいますけど・・・)

10、庚申堂鴨場  
 鴨場は、江戸時代各大名庭園に欠かさずあったものですが、現存するのは当庭園の二つだけです。1778年に造成され昭和19年まで使用されていた庚申堂鴨場では、小覗(このぞき)という小屋から様子を伺い、稗や粟等やおとりのアヒルで、笹や常緑樹等を密植した土手で囲まれる「溜」に住む鴨を「引堀」までおびき寄せ、土手の陰から網ですくうという猟を行っていました。池から続く「引堀」、その両側の小土手、末端の「小覗」、また、猟をする場所を中から覗いて決めるための小屋「大覗(おおのぞき)」等があります。
11、水門  
 潮の干満を利用し池の水位を上下させ、庭の趣に変化を持たせる「潮入の池」に、必要不可欠なのが水門です。池の干満の差は2メートルあり、現在も夜以外は水門のセンサーで毎日水位の調節をしています。
この水門付近は、サクラが最も多く植えられる場所で、春には様々な種類のサクラが美しさを競いながら咲き乱れます。またこの付近は、東京湾に面してベンチが十数個並び、波の音と潮風を感じながら海を眺める恋人達のためには絶好のスポットとなっています。
12、新樋の口の山  
 新樋の口の山に登ると、東京湾がパノラマの景色で体験できます。前方にはレインボーブリッジの全景、右手に高く連なる臨海副都心等、その展望は大変見事なものです。日が落ちれば、左手の「晴海アイランド トリトン スクエア」の夜景が三角形に輝き、日中では想像もつかない雰囲気をかもし出します。春先の山付近には昨今では珍しくなった関東タンポポが可愛らしく足元で花を咲かせています。花びらを裏返すと、がくがそりかえらないのが特徴です。

13、お上り場  
 江戸時代、将軍が大川(隅田川)から浜御殿に来られたり、舟遊びをして休息のために立ち寄られた時などに、乗降された船着場です。明治元(1868)年1月12日未明、最後の将軍となった徳川慶喜は、大阪から軍艦開陽丸で江戸に入り、このお上がり場から上陸して騎馬で江戸城へ帰還したといわれます。昭和24(1949)年、キティ台風で階段の一部が崩れ海中に沈みましたが、今もおおよその原型を保っています。



14、水上バス発着場  
 旧跡等の船内アナウンスを聞きながら、隅田川の12の橋をくぐり、約40分で浅草〜浜離宮〜日の出桟橋間をつなぐ「隅田川ライン」(東京都観光汽船株式会社)と、2002年4月27日より、都の東京水辺ラインによって新たに運行が開始された「両国〜浜離宮〜葛西臨海公園」の水上バス発着所です。東京水辺ラインの水上バスは、1日4便(祝・休日3便)の運行で、浜離宮から両国迄約30分、葛西臨海公園迄は約1時間の直行便です。月曜日は休航。(コースにより所要時間等異なる、詳細問い合わせは、03-5608-8869 東京水辺ライン)
15、梅林  
 水上バス発着所を出て右方向に進むとすぐに、シラカガ、ブンゴウメ等約70本の梅林が続きます。他の大名庭園に準じて、飢饉対策として梅の実の活用も兼ね設けられ、庭園全体では140本あります。見頃を迎える1月下旬から3月中旬頃は、独特の梅の香が辺りを包み、花が終わり暖かな陽気を迎える4月中旬以降には、鈴生りの実を間近に見ることができます。その時期、梅林の足元には、オオイヌノフグリ、アマナ等の可憐な野草、また、白い冠毛の関東タンポポの姿もそろそろ見られます。

16、ボタン園  
*勝手にひとこと*
立てばシャクヤク、座ればホタン、歩く姿はユリの花
オホホ、わたくしのこと(? )
 入り口付近のスイセン畑や足元に可憐に咲くヒメオドリコソウを見ながら、ボタン園に入ると、八千代椿・紫雲殿・八雲等、絢爛豪華な57種類1200本のボタンが美しさを競い合いながら迎えてくれます。どれも、子供の頭ほどある大輪で、和紙で細工したかのような華麗な姿で淡い香りを放ち、訪れた人達はボタン園に入ると、思わず歓声をあげます。 
毎年4月の中旬から赤やピンク、白等の大輪の花が咲き始め、黄色の花びらのハイヌーンが開花すると、その年のボタン園の競演は幕を閉じます。

17、お花畑  
*勝手にひとこと*
今度はお弁当を作って来ます。
広いから込み合うこともないし、 なんてったって景色が最高
 菜の花30万本の目も覚めるような鮮やかな黄色いじゅうたんが広がります。むせるような田園の香りをあたりに漂わせる菜の花畑の見頃は、2月下旬から4月下旬です。花の中の道を歩くと、花の香りと色彩に包まれるような気分が味わえます。また、隣接する広場では家族連れやカップルが花畑を眺めながらお弁当を広げる姿もあります。
8月中旬から9月下旬は、キバナコスモスにバトンタッチ。輝くようなまばゆいばかりのオレンジ色で花畑一面を覆います。

18、三百年の松  
 六代将軍家宣が1709年、当庭園を大改修した際、「浜御殿」と改称した記念に植えたものだと伝わる、高さ18メートル、樹齢400年の都内最大級の黒松です。二つに分かれた幹は、一方は上方に、もう一方は通路手前に幾つもの太い枝に分かれながら悠々と張り出しています。その威風堂々たる姿は、今も昔も庭園をしっかり見守っているかのようにずっしりとそびえています。




2002年5月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  
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