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日本橋・橋の南側 後編

日本橋・橋の南側トップ前編|後編|情報アクセス

榛原 住所:中央区日本橋2‐7‐6 電話:03-3272‐3801
営業時間:10:00〜18:30(土曜日、日曜日は10:00〜17:00) 定休日:祝日
 和紙の老舗「榛原」の創業は文化3(1806)年。約200年に渡り和紙の伝統を守るお店の現社長は6代目です。江戸時代、雁皮を原料とする「雁皮紙」を扱い、「雁皮紙榛原」の名を江戸中に広めました。洋紙が主流となった明治以降も、全国に残る良質の和紙及び、和紙を材料とした製品の販売を続けています。店内に並ぶ、金封、千代紙、団扇、懐紙、ポチ袋等全てが、福井県や愛媛県産他各地の和紙で作ったお店のオリジナル品です。お奨めは「熨斗袋(3枚550円〜桐箱3000円まで)」。種類は100種に及びます。和紙や千代紙は手芸用として求めるお客様も多く、優しい色合いと温かい肌触りの便箋や紙人形は、プレゼントや海外のお土産としても人気です。

凧の博物館 住所:中央区日本橋1-12-10たいめいけん5階 電話:03-3271-2465
開館時間:11:00〜17:00 休館日:日・祝日
 洋食の老舗「たいめいけん」5階の「凧の博物館」は、たいめいけん初代の故茂出木心護氏が、子供たちに日本の凧の良さを伝えようと、自らのコレクションを投じ、昭和53(1977)年に開館しました。
 収蔵凧及びそれに関するものが約3000点。117平方メートルの展示室には、日本各地の伝承凧を始め、世界各国の凧、創作凧、また切手大のミニ凧等のユニークな凧も勢揃いしています。展示されている江戸凧の全ては凧絵師橋本程造氏が描いたオリジナルです。テーマを決めての特別展示も年に2〜3回催されており、お願いすれば凧作りを教えてもらうことも可能です。入館料は、大人200円、小人100円。

木原店 住所:中央区日本橋1-6
 「木原店」は、明治から昭和の初期まで「食傷新道」とも言われていた、旧日本橋東急百貨店と三菱銀行日本橋支店の間にある横丁です。当時は、道の両側共、鰻屋や鮨屋、喫茶店等々、多くの飲食店が軒を並べ、日本橋の繁華街の要となっていたところで、夏目漱石の「こころ」や志賀直哉の「暗夜行路」にも登場する食通の集う横丁として知られていました。
 名前の由来は徳川入国の折に、大工の木原内匠が町割をしたためとも、近くに「木原亭」という席亭があったためとも言われています。「木原店」は、関東大震災後、白木屋の拡張工事により姿が薄れ、当時から残るお店は、現在3軒のみ。そのひとつ天ぷらの「弁慶」入り口に、同店の店主による説明板がかけられています。

弁慶 住所:中央区日本橋1-5-8 電話:03-3271-2811
営業時間:11:00〜14:00、17:00〜21:30(土曜日は11:30〜14:30) 定休日:日・祝日
 天ぷらの老舗「弁慶」は、昭和22(1947)年の創業。現在も現役の初代が、お店を持つ折に、飲食店街として名高い「木原店」の地を薦められ、この地に開店したお店です。弁慶のてんぷらは、ごま油100%で揚げる通常の江戸前天ぷらとは違い、ごま油と綿実油をブレンドしたもの。素材は、築地市場で吟味した江戸前中心。からっとした上、ごま油の香りが程よく残る、創業以来の割合を守っています。お薦めの「弁慶定食(2500円)」は、穴子・えび3本・魚2点・野菜3点等の天ぷら盛り合わせに、ご飯・赤出汁・お新香・デザートのセットです。人気の「ランチ天丼(1000円)」は、海老と三つ葉のかき揚げ、海老2本、季節の野菜が乗っています。コースは5000円〜。1、2階は目の前で揚げてもらえるカウンターがあり、3階は15名迄の座敷です。全約50席。

東洋 住所:中央区日本橋1‐2-10 電話:03-3271‐0007
営業時間:10:00〜22:00 定休日:日・第3土曜日
 昭和40(1965)年に建設された東洋ビルの1階にある喫茶店「東洋」。オープンは、それ以前の昭和21(1946)年で、ご主人は2代目です。2001年に、祭りの「華」をイメージしてリニューアルされた店内は、木目の床に、赤や白、黒を基調にした明るい装い。中央通りに面して全面ガラス張りの開放的なお店です。
 お薦めは、挽きたての豆が自慢の本格的なドリップ式の「コーヒー(380円)」と、地下の工場で作る季節の果物を豊富に使った自家製のケーキ。約20種類あるケーキの中でも、苺を贅沢に使い、サクッとしたパイと甘さを控えたカスタードクリームが評判の「ミルフィーユ(400円)」が一番の人気です。ウインナーコーヒー、ココア等ドリンクは全て380円であることも、デパート帰りのご婦人や、OL、ビジネスマンに喜ばれています。席は130席あります。
ここの窓際の席ね、結構、いい感じだよ。ミルフィーユお試しあれ。

夢二・港屋ゆかりの地 住所:中央区八重洲1-2
 「港屋」は、大正3(1914)年、画家・竹久夢二(1884〜1934)の元妻・岸たまきが開いたお店で、夢二が創作図案を染め出した浴衣、帯、半襟、手拭、風呂敷、版画、千代紙、便箋等、夢二自らが手がけた品々を販売していました。また、この場所は、夢二が日本橋の老舗紙問屋の一人娘で、夢二にとって生涯の恋人となった、笠井彦乃に出会ったことでも知られています。
 「港屋」は、二年で閉店した間口わずか2間(3.6メートル)のお店で、現在は、その跡地に碑が建っています。碑面には、夢二作詩、多忠亮作曲で、大正から昭和にかけ大流行した「宵待ち草」の一節「待てど暮らせど来ぬ人を」と刻まれています。

日本橋西河岸地蔵尊 住所:中央区八重洲1-2-5
 日本橋西河岸地蔵寺に安置されている地蔵菩薩は、奈良時代、人皇44代元正天皇の御宇、行基菩薩が諸国御巡化の折、自らが彫刻した御丈2尺8寸の御尊像だと伝えられ、「至心に祈願し奉れば、日ならずしてご利益を蒙る」ことから日限地蔵尊と称されます。
 享保3(1718)年9月、西河岸と呼ばれていたこの地に移り、通称「西河岸のお地蔵様」と呼ばれるようになりました。当時は日本橋西河岸地蔵寺は、お正徳院といい、全国でも有数の寺として数えられ、天皇直々に拝謁奏上のできる格式高いお寺でした。
 鎮座して約三百年に至るこの地蔵尊は、明治維新の廃仏毀釈や、大正12年の関東大震災など、幾多の変遷を経てきましたが、霊験あらたかな地蔵尊として、日本橋芸者衆や地元の人々から厚い信仰を集めてきました。

板絵着色お千世図額 住所:中央区八重洲1-2-5 日本橋西河岸地蔵寺
 「板絵着色お千世図額」は、昭和13(1938)年3月、明治座で泉鏡花原作の「日本橋」が上演された折に、主人公で芸者のお千世を演じる、新派の名優・花柳章太郎が、日本橋西河岸地蔵堂に奉納した板絵です。大正4(1915)年の初演の時、当時無名だった花柳章太郎は、お千世役を願い、この地蔵堂に祈願をしたところ、念願かなって役を手に入れることができ、また、これが彼の出世作となりました。
 日本橋檜物町に住んだ美人画の画家小村雪岱により描かれた「半玉姿のお千世」の両脇には、章太郎と泉鏡花の自筆と思われる「桃割に結ひて貰ひし春日かな(章太郎)」「初蝶のまひまひ拝す御堂かな(鏡花)」の句が添えられており、区民有形文化財に指定されています。

榮太樓總本鋪 住所:中央区日本橋1-2-5 電話:03-3271-7785 
営業時間:9:00〜18:00 定休日:日・祝日
 江戸菓子の老舗、榮太樓總本鋪の創業は安政4(1857)年。3代目 細田安兵衛が屋台をたたみ、この地でお店を開いた頃からの「御影敷石」が、7代目の時代となった現在も入り口に埋め込まれて、それを囲む幅約3メートル、奥行き約2.3メートルの「真鍮製目地」は、当時のお店の広さを表しています。
 店内には季節の和菓子や、江戸時代から人々に「梅ぼ志」の名で親しまれている「梅ぼ志飴(1袋441円税込)」等、全国的に広まったお馴染みの銘菓が並んでいます。中でも名代「金鍔(小豆189円税込、栗は231円税込)」は屋台の時代からの名物でありお奨めの逸品です。また、「あんみつ(白みつ・黒みつ各473円税込)」も人気の一品。
榮太樓飴は、へんな甘さがなくって、一度なめるとクセになるね。

榮太樓 喫茶室「雪月花」 住所:中央区日本橋1-2-5 電話:03-3273-6310
営業時間:9:00〜18:00(土曜日は9:30〜)ラストオーダー:17:30 定休日:日・祝日
 榮太樓總本鋪の店内にある榮太樓喫茶室のオープンは昭和22年。入り口に設置された「榮太樓ミニギャラリー」の掛け軸や茶器等季節感溢れる作品が、月替わりで訪れたお客様を温かく迎えます。和風の落ち着いた雰囲気の店内は、買い物帰りのご婦人やビジネスマン等の憩いの場として一日中賑わっています。
 お薦めの「小倉みつ豆(735円税込)」は、とろ火で2日間程煮た北海道産の粒よりの大納言に白玉が浮かんでいます。もちもち白玉・歯ざわりのよい寒天を、ゆで小豆の甘みでお召しあがりいただくのが特徴。人気の「赤飯弁当(1,155円税込)」は、出来立ての温かいお赤飯と煮しめの2段重、お吸い物付です。この他、夏季は「大海老天ざる(1,050円税込)」「冷豚肉御膳(998円税込)」、冬期は「けんちんうどん※おにぎり2個付(998円税込)」等のお食事メニュー、フルーツをふんだんに使ったあんみつや、みつ豆(全8種類)の甘味も多彩です。平日は混雑が予想されますので、土曜日がお薦め。客席は76席です。

黒江屋 住所:中央区日本橋1-2-6 黒江屋国分ビル2F 電話:03-3272-0948
営業時間:9:00〜17:00  定休日:土・日・祝日
 全国の有名漆器を扱う「黒江屋」は、元禄2(1689)年の創業。江戸時代には江戸城の、明治時代以降は皇室の御用をつとめた格式あるお店です。現在、日本古来からの漆工芸の伝統を守るのは、11代目と12代目です。
 約30坪の店内には、お箸(500円)、杖(18000〜30000円)、重箱(10〜20万円)等、日常に使えるものから、高価な伝統工芸品まで、福井県の会津塗、石川県の輪島塗等の日本各地から集まった漆器が並べられています。
 お薦めは「漆塗りカップ(4個セット4200円)」。高級感に加えて、使い勝手の良さが評判です。人気は、漆桶を再利用した「山中漆器・布張り根来ワインクーラーM(6000円)」。プレゼントや海外のお土産用に用途も多様です。

日本橋・日本橋由来記 住所:中央区日本橋室町1-1
 慶長8(1603)年、幕府は平川を延長した掘割に木橋を架け、人々から日本橋と呼ばれるようになり、翌年、五街道の里程の起点と定められました。創建後、20回もの架け換えを経て、明治44(1911)年、現在のルネッサンス式花崗岩の石造二連アーチ橋が完成しました。橋名標「にほんばし」の文字は、最後の将軍徳川慶喜の筆によるものです。また橋の欄干には守護を表した獅子、東京市の繁栄を願った麒麟と東京市のマークが配置され、方柱には旧街道の並木の松、一里塚の榎が刻まれ、国の重要文化財に指定されています。
 橋の南詰西側には、江戸時代、幕府が町触や公示等を掲示した高札場があり、その向かいには罪人の晒し場がありました。現在その場所には、高札をかたどった「日本橋由来記」が建っています。

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2003年3月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  
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