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プロフィール
昭和35年7月30日生まれ、地元の常盤小学校、第四中学校(現、日本橋中学校)から、都立江北高校に進み、東京農業大学を卒業後コンピュータ関連の会社勤務を経て、昭和61(1986)年より、家業の天ぷら店てん茂の調理場に立つ。後継店主として修業を積むかたわら、本町四丁目西町会青年部本榮会会長も務める。平成13(2001)年10月に、日本橋料理飲食業組合の青年部、三四四会の十四代会長に就任。ご家族は奥様と息子さん一人。趣味は学生時代からのテニスに、絵画鑑賞。
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そば、すし、うなぎ、てんぷらといった江戸時代からの庶民の味に、明治期の文明開化で洋食が加わり、中華、イタリアン、フレンチ、はては無国籍料理まで、まさに百花繚乱の現代日本の食文化。その中心を担ってきたという自負のもと、こだわりの味と食文化の伝統を守り、継承していこうと四十数年にわたり、地道な活動を続けている日本橋三四四会。昨年秋に新しく会長になられた奥田秀助さんに、活動を通して伝えていきたい日本橋の味とは何か、食文化の伝統についてお話を伺いました。
 
中央区との関わりはどのようなものでしょうか?
 
 家業は明治18年創業のてんぷら「てん茂」。父が3代目店主で、店のある日本橋本町四丁目で生まれ育ちました。都心部の過疎化が急速に進んでいた時代で、地元の常盤小学校では入学時から卒業まで1クラス。少人数でしたが、それだけに友達との仲間付き合いは深く、この界隈の通りで遊んだりなど楽しい思い出がたくさんあります。子供の頃から地元の行事には積極的に参加し、店の仕事をするようになってからは、隣近所、町内のお付き合いは特に大切にしてきました。現在は、町内会青年部の部会長もさせていただいています。
 
三四四(みよし)会について、お聞かせください。
 
 料理飲食業組合というのは、警察署の管轄下にあったので、警察署の地域で別れています。中央区日本橋地区では、日本橋、久松とに分かれています。三四四会は、日本橋料理飲食業組合の青年部として、若手有志で昭和34年4月に結成されました。当初会員数は10数軒でしたが、徐々に増えて現在は56軒で、とくに年齢制限はありませんが、30、40代が中心となっています。業種は日本料理、割烹、中華料理、洋食、そば、寿司、うなぎ、てんぷら、と様々です。設立年月が一目瞭然「みよし」の音が、お客様に心のこもった食を提供する会の名称にふさわしいと、全会一致で名付けられたと聞いています。日本橋の味を守りつつ、会員相互の親睦や情報交換をはかり、視野を広め、料飲組合のサポートをして行くというのが、会の趣旨です。
 
具体的にはどんな活動をされているのですか。
 
 年に2、3回の勉強会、会員とその家族を含めた親睦会などがあります。たとえばビール工場の見学会、講習会で見聞を広めたり、ひとりではなかなか行けないお店に会員集っての試食会やご主人からお料理、サービスについて伺ったりしています。お店を持っていると、どうしても外に出る機会が少なくなりがちですので、いろいろと視野を広げるための企画を考えています。  地域の行事では、毎年行われている日本橋の橋洗いに参加した子供たちにプレゼントの提供、名橋日本橋祭りでは橋の上で模擬店を出すなど、イベントを盛り上げるために出来る限り協力しています。
 
インターネットを通して、情報を発信されているとか。
 
 2年ほど前に、会の設立40周年を記念して、ホームページを立ち上げました。これまでは会員のお店の紹介が中心でしたが、これからは、食に関するタイムリーな話題を広くとりあげて、一般の方たちにお役に立つ情報、おもしろい情報を積極的に発信していきたいと思っています。三四四会のお店をより多くの方に知っていただき、安心してお店に来ていただけるよう、頑張っています。 ぜひ一度アクセスしてください。
ホームページのアドレスは、http://www.gwill.co.jp/miyoshi/ です。
 
中央区の次世代をになう若者として、伝えていきたいことは。
 
 江戸時代魚河岸があった日本橋は、庶民の台所として栄えた町、食文化の中心地でもあり、現在に至っています。この地域で飲食業を営んでいるお店は、業種は違ってもそれぞれ、美味しい料理を作る為に、旬を見極めて、手抜きをせずに、細心の注意を払って真面目に取り組んでいます。日本橋の味は、そうして生み出されたものであり、広い意味では食文化の伝統です。満足するお料理を適切な価格と、心のこもったサービスで提供する。そして、味や店になじんで、二度三度と繰り返しいらっしゃっていだきたい。とくに、繰り返しという点をとても大切にしていることが、日本橋ならではの心意気ではないでしょうか。味はもちろんのこと、この心意気をしっかり受け継いで、さらに新しい時代にアピールするものを探っていきたいと思います。
 
高校生の頃からお店の手伝いが好きで、「この仕事を継ごう」と決めていたとおっしゃる奥田さん、いま働き盛りの40代になられたばかり。お店の仕事はもとより、三四四会の活動にパワー全開で取り組んでいらっしゃいます。344マークのエンブレムのついた紺のブレザー姿が溌剌とした印象でした。

2002年1月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  


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