Q.脳のトレーニングといいますか、呆け予防について教えてください。

A.脳は「使わなければ駄目になる」ことは、海外でのいくつかの大規模な研究で証明されてきました。知的なトレーニングや運動で脳が強化されれば、日常生活でもはっきりした違いを生む、といわれています。脳の研究者であるR.Goldman博士は、アメリカ抗加齢医学会で「ふだん使わない脳の部位を刺激する訓練方法」として、下記のようなことを勧めていますので実践してみましょう。

●利き手でない方の手で、歯を磨いたりメモ書きをするなどの日常的な活動をする。
●習慣を変える。例えば腕時計を反対側の手首にしてみる。
●あまり知られていない楽器の演奏法を学ぶ。(すると、やがてその楽器の音色を簡単に聞き分けられるという)
●文章を逆に読む練習をする。その後、読む時間が速くなっているか確かめてみる。
●ルービックキューブなどを練習し、空間を認識する技術を訓練する。
●電卓を使わないで、頭や手で計算する。
●詩を暗記する。最初は短いものから始めて、徐々に長い詩を暗記していく。

以上が、博士が提案された脳の刺激訓練方法です。知られていない楽器って…!?何を選べばよいかわかりませんがいずれも脳の「老化予防」としての対策です。
 慣れない仕事や思考方法に取り組むことで、普段は使わない部分の脳を刺激する訓練を重ねるうちに脳の活動がしやすくなり、思考が「流動性を帯びてくる」のが分かるようになるそうです。おそらくは、こういう試みを「めんどうだなぁ」と思ってしまう気持ちこそが大敵なのでしょうね。

  
  

菅井先生がお勤めの病院をご紹介します

病院名 医療法人社団 東京シナジークリニック
診療科 一般内科診療(保険診療)・自由診療(保険外、アンチエイジング診療)
診療時間 午前9:30~13:00 / 午後15:00~18:30
定休日 水曜日・土曜日午後、日曜日・祝日は休診(※予約制のアンチエイジング診療は水曜も診療日です)
住所 〒104-0051 東京都中央区佃1-11-8 ピアウエストスクエア2F
電話番号 03-6219-5100
ホームページアドレス http://www.synergy-clinic.com/
  
 
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