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■ 2月23日発行  このページの先頭へ
都心3区(千代田・港・中央)が協力して“江戸東京再発見”
経済産業省「平成20年度広域・総合観光集客サービス支援事業」
江戸東京再発見コンソーシアム(NPO法人東京中央ネット)
 NPO法人東京中央ネットが代表団体となり推進している「江戸東京再発見コンソーシアム」は、千代田区・港区と中央区を河川の舟運で結び、新しいスタイルの街めぐりや江戸野菜、伝統工芸などの地域資源を活かした観光プログラムを提案している。シンポジウムやホームページによる広報活動なども積極的に行い、観光事業の活性化を図ろうというこのユニークな事業が注目されている。

 NPO法人東京中央ネット(理事長山本徳治郎 株式会社山本海苔店代表取締役社長)は、東京都中央区のポータルサイト「東京中央ネット URL:http://www.tokyochuo.net/」を運営し、中央区の伝統、文化や観光などの情報を配信してきた。その他さまざまな地域活性化事業に取り組み、各方面から注目を集めている。
 国内外からの集客、観光活性化とまちづくりに貢献することを目的に、山田晃子東京中央ネット専務理事のプロデュースにより平成19年度からスタートした「日本橋美人推進協議会(会長山本徳治郎)」では、極めてユニークな4つの事業を推進して着実な成果をあげつつある。

日本橋美人推進協議会の成果
 「日本橋美人プロジェクト(代表 細田安兵衛 株式会社榮太樓總本鋪相談役)」事業は日本橋美人商品の企画開発と販売促進に関わる事業、日本橋美人新聞の発行などをおこなっている。「日本橋美人検定事業(代表 松平和喜 特定非営利活動法人東京中央ネット特別顧問)」事業では、検定と組み合わせた新しいスタイルの町おこし事業を推進するための検討と調査を重ねてきた。「日本橋美人博覧会(代表 中村裕 株式会社ロイヤルパークホテル代表取締役会長)」事業は2008年10月24日から17日間にわたる博覧会イベントを実施し、多数の集客に成功して脚光を浴びた。これらの事業は、その一部に平成19年度と平成20年度の経済産業省補助を受けて実施しており、国からも注目されるプロジェクトである。

都心3区へと広がる「江戸東京再発見コンソーシアム」
 4番目の事業が「江戸日本橋観光めぐり(代表 大島一哉 株式会社建設技術研究所代表取締役社長)」である。毎月2回実施している観光めぐりは、ガイドと史跡や老舗めぐりを楽しむ絶好の機会として好評を博している。東京中央ネット・江戸日本橋観光めぐり(事務局長 伊藤一正株式会社建設技術研究所 国土文化研究所 企画室長)が事務局となり「江戸東京再発見コンソーシアム」を形成。経済産業省の平成20年度広域・総合観光集客サービス支援の補助を受けて実施しているのが“江戸東京再発見”事業である。
 この事業は、江戸時代から続く文化、歴史、生活を学ぶとともに、それらを観光資源として東京都心3区(千代田区・中央区・港区)の地域観光システムづくりを具体化し、賑わいの創出をはかることを目的としている。平成20年度から3ヵ年におよぶ計画では6つの事業を柱としている。

江戸東京再発見コンソーシアムの6事業
(1)広域連携を実現する都心水辺舟めぐり事業
隅田川を基点に神田川、日本橋川、芝浦運河などをエコボート(電気ボート)で巡る事業で、すでにモニター試乗会が実施されている。川面をボートでのんびりと巡りたいという利用者の声に応えたものである。
(2)各地域の特色を活かした江戸東京再発見街めぐり事業
江戸から現代に続く老舗、伝統的な工芸技術店、史跡、建造物、下町情緒などの観光資源が残された千代田区・港区・中央区。観光パンフレットや専門ガイドの案内で回遊する街めぐりの事業化を、海外からの集客も視野にいれながら推進している。
(3)江戸野菜の周知拡大のための地盤作り事業
江戸野菜の生産者と飲食店とのコラボレーション。江戸野菜を使った新しいメニューを開発するために、文献や各種資料をもとに事例調査を行い、試作メニューと試食会などを実施。新しく開発された江戸野菜ブランドを観光資源化していく。
(4)伝統工芸を次世代に継承する事業
伝統工芸施設の見学プログラムを研究開発し「江戸東京再発見街めぐり」のコースと連携をはかりながら施設見学プログラムの充実をはかっていく。
(5)江戸東京観光情報発信
「江戸東京再発見街めぐり」「舟めぐり」の情報発信などコンソーシアムのホームページや関連パンフレットを展開。来訪観光客に観光情報を多言語で伝える仕組みを整備する。
(6)江戸東京再発見にかかわるシンポジウムをとおした観光集客広報事業
2008年11月8日「江戸東京観光舟運シンポジウム(東京国際フォーラム)」を実施。舟運の楽しさ、観光としてのありかた、将来の可能性、イギリス・テムズ川やタイ・チャオプラヤ川、台湾・高雄の観光舟運事例について紹介した。こうしたシンポジウムを毎年開催するとともに、その結果を冊子として配布し伝達していく。
  江戸東京再発見コンソーシアムはこのような活動を通じて、千代田区・港区・中央区が個別に展開している観光集客活動を、水路や水辺を利用して接続する都市型水辺観光として推進。既存の陸上観光の価値を高め、周辺地域で栽培した江戸野菜を都心地域に供給し、地域の観光ポテンシャルを向上させて都心3区が協力して集客力を増していくことを計画している。将来は一般向けの観光コースから、利用者の要望に応え満足感を追求する高級コースまで多彩なプログラムを整え、江戸東京ならではの観光サービスを国内外の観光客に提供していこうという壮大なプロジェクトである。
  江戸東京の魅力を再発見し、そこに新たな価値を創造。さまざまな提案を国内外に発信していく江戸東京再発見コンソーシアムの事業は、21世紀の都心3区の発展に大きく寄与する可能性を秘めているといえるだろう。
  江戸東京再発見コンソーシアムのURL:http://www.edo-tokyo.info/
 
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