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「中央会館」(斉藤支配人=銀座2-5-6)に愛称が付くことになり、区はこのほど、「銀座ブロッサム」の名称を明らかにした。愛称は9月1日から使用される。
中央会館は900人を収容する大ホールに会議室、さらに結婚式場もできる複合施設。平成9年には半年を要して大規模な改修工事を行い、その効果で新たな利用客を招いたものの、11年からは特に結婚式場・披露宴の利用が急激した。ホテルなどが不況化での巻き返しとしてサービスに力を入れたこともあり、何よりも「中央会館」の名称が不人気に輪をかけているという。会館のひびきが人を魅きつけない、銀座という場所の優位性を満足させていない、というのである。
そこで「京橋会館」にならい、片仮名の愛称をつけようとなった。こうして6月には「銀座グレース」を発表。優雅・優美という意味をもち、グレース・ケリーの名と重なって期待がこめられた。ところが、同じグレースが銀座で登録商標されていることが判明し断念。
こういった経過をふんで誕生した愛称が銀座ブロッサムで、花が開花した表現。区は「花が咲き誇る銀座をイメージした」と説明する。この愛称名に合わせて6、7階を英国調に改装もし、「9月1日から質の高いサービスを提供します」と新たな出発に期待をこめている。
新しい愛称にともなって、イメージ統一のために室名も次のように変更される。
孔雀・芙蓉=マーガレット(愛する)▽千歳=ジャスミン(優雅)▽羽衣=ローズ(優しい愛・ピンク)第二会議室・末広=ミモザ(繊細さ)▽高砂=ライラック(愛の始まり)
なお当分の間、正式名称の中央会館と愛称は併用することにして、看板については平成15年度に張り替えを予定している。問い合せ3542・8585。 |
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