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今年は観光商業まつりが50回目という半世紀の節目をむかえ、10月は各地で賑やかなイベントが展開された。
○人形町の、てんてん祭は今年で14回目。久しぶりの好天にめぐまれて、役員は接待に汗を流していた。人気イベントは富くじランド。人形町交差点側に小舞台が設けられ、バカ殿2人で昔ながらの富くじを矢に当てるという趣向。4回に分けて実施したところ人だかりができ、一喜一憂のどよめきがおきていた。ホテル宿泊券、ブランドバックなど豪華景品が人気をよんでいた。
水天宮寄りではワールドミュージックがお目見え。中国の伝統音楽やコーラスグループの名演を椅子にこしかけてじっくり聞く人も多かった。青空演奏のひびきも魅力的だったと好評。
○19、20日の土日曜には晴海のトリトンスクエアでフラワーフェスティバルが開かれた。朝潮運河ぞいの桜通りで花のカーペットの製作が展開されて人だかりができた。昨年、イタリアの本場仕込みのコーチを受けた家族づれが、花びらと砂絵具を使用して見事なデザインに精魂こめていた。製作の連携が見事で、また子供たちも完成が近づくにつれ目が輝いていた。
見るイベントだけでなく、参加して作るイベントが好評だった。完成した夕刻にはオープニングの行事も開催された。
○銀座アキュイユ2002は19日午後2時出発のパレードで開幕。銀連の小坂理事長と矢田区長がオープンカーでミス中央と分乗。泰明小学校の金管バンドを先頭に、江戸かっぽれ、中央区民踊連盟の銀座音頭、さらに地方の踊りが続いた。今年も在日米陸軍の吹奏楽団がさっそうと登場し、勇壮な演奏で見物人を魅了した。
20日の歩行者天国には、銀座通りと交差する6道路の入口でフラワーエキビジョンが開催された。生け花、フラワーアレンジメントで活躍している12の団体が花のオブジェを展開して、道往く人の注目を集めていた。また27日に銀茶会が開催されて、裏千家による野点などを展開して、これも銀座で和を楽しめると好評だった。心のこもったおもてなし、という意味のアキュイユらしいイベントは人の心をつかんだようだ。
○今年の「べったら市」(19、20日)は土・日曜の開催となった。とくに日曜日は雨模様の天気で人手が心配されたものの家族づれなどでにぎわった。とくにリュックを背にした女性軍団が群をなしてあちこちに固まり、祭りの新しい風景になったようだ。意外に若い人たちの参加も多く、縁日などを楽しんでいた。宝田神社に手を合わせる若いカップルも見られた。 |
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