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日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会の総会が、6日、浜町センタービルの明治座ホールで開かれた。司会を企画委員長の服部匡記氏がつとめ、開会を日本橋5の部連合町会の小堀章三会長が宣した。事前に開かれた理事会で会長の三田政吉氏の辞意が伝えられ、新しい会長に山本海苔店会長の山本恵造氏が選ばれた。
新会長の山本氏は「三田さんの抱負を承り、ご意見を生かすことが1番と思う。ヨーロッパでは絵を描いた人よりそのあとの維持が大切と伝えられている。ご指名を受けた以上、一生懸命やらせていただきます」と挨拶した。
相談役の矢田区長は、中央区の人口が10万人も視野に入ってきたことを伝えるとともに、名橋日本橋に架かる高速道路の撤去への決意を新たにした。立石都議は、ボストンのハイウェー撤去(地下化)をひきあいに「いよいよ実現に向けて動きたい」と意欲を示した。また問屋街での若い学生たちの活動、浜町再開発ビルにデイケアや子育て施設の導入を維持していると報告し、平成の未来にメッセージを遺す決意を示した。
議事では事業経過・計画を都市観光部会長の工藤哲夫氏が報告し、OLクラブの山田晃子会長が新しい日本橋観光マップの作成を伝えた。
国道工事事務所の藤井元生所長は、地下鉄コンコースの工事が三越から三井ビルの地下で始まったこと、高速道撤去の第2回目の懇談会が11日に開かれることなどを報告した。都の勝田都市計画局長は人々の目が観光・文化レベルに向いてきた中で都が「しゃれた街並づくり推進条例」を制定し、街並デザイナーの派遣など具体的に始めたことを報告した。
引き続き開かれた懇親会では前副知事の青山氏が挨拶した。また三井不動産の岩沙社長は高速道撤去について、「今の橋の100周年には起工式をしたい」との意欲を具体的に示して注目された。
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