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Vol.12 白玉の歯に染み透る「どぶろく祭」

 11月28日に、日本橋小網町にある小網神社に参拝してきました。ビル街の中にひっそりと佇んでいる感があります。昨年はじめてお参りしたきっかけは、中央区観光祭りで催された「宝探しゲーム」に参加したことが御縁でした。日々、お宝に巡り逢いたいと思いながら日常を過ごしているので、何かに駆り立てられるように出かけましたが、このあたりにあまり土地勘がないので探すのに苦労しました。
 そして、ビルの谷間に御姿を垣間見たときは、なぜか心が和みました。社殿の屋根の色合いなど何十年もの年月を経た建築物の醸し出す、得も言われぬ存在感に圧倒されました。伺うところによると、第二次世界大戦でも戦火をまぬがれたとのこと。

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 「どぶろく祭り」は別名「新嘗祭」。新米の収穫をお祝いするために催されます。様々な神社で行っていますが、今年は是非、小網神社で拝みたいと思い出かけました。300人近い人で溢れていたので、吃驚としてしまいました。片手にカメラを持ったり、どぶろくをいただくために並んでいる人々。昼過ぎに始まる「里神楽舞」を見ようと待ち構えている人たちなどで大賑わい。強運厄除けの「みみずく」はすでに完売。

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 私も小雨の中で1時間以上待ち、寒かった。境内が狭いため中に入れず、里神楽舞は遠くから、かすかに見られたような状態でした。が、どぶろくはしっかりいただきました。かわいいまゆ玉のおみくじを小枝にぶら下げる、若い女性の可愛げな風情も堪能しました。 
 境内は6人ぐらいで満杯になるような広さなのに、これだけ入るのかというぐらい人で溢れ、中には外国人の方たちも大勢いらっしゃいました。近くの会社にお勤めの方が「こんなに大勢の人ははじめてだ」と話していらしたので、今回は特別だったのだと思います。今、パワースポットとして注目されている神社だからでしょうか?

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