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日本橋美人めぐり

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日本橋美人新聞No.5秋冬号(2006年)掲載

芸術の秋編


今回は、芸術の秋に相応しい日本橋の「美スポット」をご案内します。
さまざまな美の本質に触れ、鑑賞眼を養いライフスタイルに活かせれば、より豊かな感性の日本橋美人になれるでしょう。

三井記念美術館

三井本館内7階にある三井記念美術館は、江戸時代以来300年におよぶ三井家の歴史のなかで収集された、日本・東洋の優れた美術品、貴重な文化遺産が収蔵されています。
また、三井本館自体も昭和初期の日本を代表する重厚な洋風建築として、国の重要文化財に指定されています。開館一周年記念特別展「赤と黒の芸術 楽茶碗(11月12日まで)」では、侘茶の大成者といわれる千利休の創意を受けて、初代長次郎が造りはじめた楽茶碗から現代の十五代樂吉左衞門氏の作品に至るまでを一堂に公開しています。
長次郎といえば、赤楽茶碗と黒楽茶碗が有名です。その後の樂家では陶方を受け継ぎながら、さらに技術を広げ歴代の個性を示してきました。桃山時代から約400年もの間に、連綿と造り続けられてきた楽焼の流れを、歴史的視野で鑑賞し、その美を堪能できるチャンスです。

美人度UP!
同美術館に併設されたミュージアムショップ。一筆箋やポストカードなどの美的なグッズを日常に上手に取り入れれば、センスアップできるでしょう。
さらに、ミュージアムカフェで余韻を楽しめば美人度が上がります。

住所 日本橋室町2-1-1三井本館7階
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
営業時間 平日10:00〜17:00(入館〜16:30)
休館日 月曜日(月曜日が祝/休日の場合は開館、翌平日が休館)*展示替期間その他臨時休館あり
URL http://www.mitsui-museum.jp/
入場料 一般1,000円 大学/高校生700円 中学/小学生 無料

日本銀行金融研究所 貨幣博物館

貨幣博物館は日本銀行創立百周年を記念して、昭和60(1985)年に日本銀行の隣にある分館に開館しました。
日本銀行が収集・研究をした貨幣類や貨幣収集界の第一人者と言われた田中啓文(たなか・けいぶん)氏の収集品「銭幣館(せんぺいかん)コレクション」を譲り受けるなど、東洋貨幣に関しては世界的にも充実した貨幣コレクションとなっています。
日本貨幣史の常設展示のほか、企画・テーマ展示では、収蔵品の中から選りすぐりの資料を公開。また、毎月更新される錦絵展示も人気があります。
特別展示「日本橋の風景ー明治期 にちぎんの建築記録写真 から(12月3日迄)」では、1896(明治29)年に日本銀行が現在の場所に新築移転した際の貴重な資料を公開しています。当時の写真からは、土蔵造りの建物が建ち並ぶ様子や人力車や市電、舟など、日本橋の古き良き姿がかいま見られます。

美人度UP!
緋色に敷かれた絨毯の館内は、重厚な雰囲気が漂っています。伝統を身近に感じながら教養を培うことで、日本橋美人に磨きをかけましょう。

住所 日本橋本石町1-3-1 日本銀行分館内
電話 03-3277-3037
営業時間 9:30〜16:30(入館は16:00迄)
休館日 月曜/祝日(但し土/日曜日と重なる場合は開館)年末年始
URL http://www.imes.boj.or.jp/cm
入場料 無料

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

浜口陽三(1909-2000)の版画を中心に展示を行う美術館です。浜口陽三はヨーロッパの古典銅版技法であるメゾチントを再生し、新たにカラーメゾチントの世界を生み出したことで、世界的な版画家として高く評価されています。卓越した技術が創り出す、繊細で静謐世界は多くのファンを魅了して止みません。1996年にパリやサンフランシスコでの永い海外生活を終え帰国。建築家の鈴木エドワード氏によりヤマサ醤油の倉庫を改装し、持ち帰った多くの作品を常設展示する美術館として開館しました。
妻で銅版画家の南桂子の作品も多数所蔵しております。銅版画の静謐な世界を心ゆくまで味わってみてはいかがでしょうか。

美人度UP!
併設のカフェでは人気の料理研究家・ホルトハウス房子氏のオリジナルチョコレートケーキが大人気。
鑑賞後、心に残った作品を思い出しながらカフェでくつろげば、しばし日常から離れて心豊かなひとときが演出できます。

住所 日本橋蛎殻町1-35-7
電話 03-3665-0251
営業時間 11:00〜18:00(土/日/祝は10:00〜)
休館日 月曜日*展示替期間その他臨時休館あり
URL http://www.yamasa.com/musee/index.html
入場料 大人600円 大学/高校生400円 中学/小学生200円

ジュサブロー館

辻村寿三郎氏(1933-)の創作人形の展示、人形制作のアトリエなどを一般公開しています。
人形師、着物デザイン、舞台、映画等の衣裳デザイン、演出、脚本、アートディレクターなど多岐にわたり活躍している氏の拠点となる美術館で、地方公演以外は常に人形の制作に励んでいます。
人形の完成した姿が常に頭にあるという氏は、スケッチを行わず、その美的感性は妥協を許しません。着物や簪はアンティークを用い、一つ一つを解いて人形に合わせ縫い直し、着付けから髪結いまでを一人でこなします。中でも女性の人形はその内面の情を様式化された姿に現し、リアルに迫ってきます。
パリのキャバレーを彷彿させる「目玉座」コーナーでは、第三火曜日の夜に「人形が舞うコンサート」と題したパフォーマンスも開催。常に絶やさないという贅沢に飾られた四季折々の生花も、この美術館の美しさを演出しています。

美人度UP!
着物の色や半襟などの柄合わせ、髪型と衣紋の抜き方やちょっとした仕草から、たおやかな日本女性の美のヒントを学べば、日本橋美人度もアップするはずです。

住所 日本橋人形町3-6-9
電話 03-3661-0035
営業時間 10:00〜17:00(入館は16:30迄)
休館日 水曜日/年末年始
URL http://www.jusaburo.net
入場料 1,000円

にんべん展示室

にんべん日本橋本店の地下に、にんべんの歴史や、鰹節に関する資料が見られるにんべん展示室があります。
展示品の中でも目を引く色鮮やかな錦絵。江戸期を通じて何百という板元のおよそ80%が、日本橋に集中していました。美しい錦絵は庶民の暮らし、芝居や役者絵など、さまざまなテーマで描かれ当時の様子を今に伝える貴重な資料となっています。展示品の初代歌川豊国の「桜丸女房八重」は、歌舞伎「菅原伝授手習鑑」の中で「なにはなくとも鰹膾」という台詞で鰹節を削っている場面です。このように鰹節と関わりのある錦絵を鑑賞できるのもにんべんならではの趣です。
にんべん6代目当主は、狩野栄川、可庵武清などのパトロンとしても有名で、応挙や芭蕉など国宝級の画や文のコレクターでした。多くを関東大震災で失いましたが、残っていれば美術館ができるほどの量だったといわれています。
美人度UP!
庶民の生活や人々の表情を写し出した錦絵は、日本の歴史や文化が凝縮されています。独特の和のテイストに触れれば、美意識も高まります。

住所 日本橋室町2-3-1
電話 03-3241-0241
営業時間 10:00〜18:00(土/日は〜17:00)
休館日 日/祝日(第1・3日曜営業)
URL http://www.ninben.co.jp/
入場料 無料

榮太樓ミニギャラリー

榮太樓總本舗 日本橋本店内に併設された榮太樓ミニギャラリーは、掛け軸を中心とした茶道具の展示コーナーです。茶道において菓子は切り離せないものです。毎月季節に合わせた展示内容で、訪れる人の目を楽しませてくれます。
やつれ姿を美しいとする物の見方「侘び」の美意識を大切に、四季折々に合わせて選び抜かれた掛軸、香合、棗、茶杓などの茶道具は、それぞれに趣がありながら、全体として茶の湯の空間を作り上げ、まさに「江戸の茶道」の粋を感じることができます。
榮太樓ミニギャラリーの企画は、茶道宗■流時習軒細田宗栄氏自らが行い、膨大なコレクションの中から十年先の展示予定まで記してあるそうです。
美人度UP!
茶道とは、倫理や道徳、清貧の世界であり、人間としての教養や器量を高める場であるといいます。「茶の心」に触れ、人間としての在り方を顧みることで、日本橋美人の器量を高めましょう。

住所 日本橋1-2-5
電話 03-3271-7781
営業時間 9:00〜18:00
休館日 日/祝日
URL http://www.eitaro.com
入場料 無料
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