東京自慢 人形町通り
国利 1882年(明治15年)(中央区立京橋図書館所蔵)



現在の周辺環境

大観音寺(日本橋人形町1−18)
江戸33観音の3番目の札所。本尊の鋳鉄製の菩薩頭は、もとは鎌倉の新清水寺にあった観音像が鎌倉時代に火災で崩れ、江戸時代に頭部のみが掘り出され、1876年(明治9年)に大観音寺に安置された。
玄冶店跡(日本橋堀留町2−8)
1853年(嘉永6年)中村座で初演された「与話情浮名横櫛」のお富と切られ与三郎の舞台となった玄冶店のあったところ。

蛎殻銀座跡
(日本橋人形町1−5〜7 17・18)

江戸時代の銀貨製造工場である銀座会所と津用銀貨の検査や銀時金の購入をあつかった“銀座”が、1800年(寛政12年)に今の銀座2丁目から蛎殻町に移転した。1869年(明治2年)の造幣局の設置による廃止まで69年間、ここで銀貨が造幣された。

谷崎潤一郎生誕の地
(日本橋人形町1−7)

小説家谷崎潤一郎(1886〜1965)はこの地にあった母方の祖父が経営する谷崎活版所で生まれた。代表作は「蓼喰ふ虫」「春琴抄」「細雪」など。
日本橋小学校(日本橋人形町1−1)
小学校・幼稚園のほかに図書館、一般開放の温水プールなどの施設を兼ね備えた中央区の複合施設。

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