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Vol.9 “あいおい古本まつり”を知っていますか

 今年で第4回を迎える「あいおい古本まつり」が8月25、26日に開催された。中央区佃の「相生橋」のたもとの高齢者福祉施設「相生の里」で、昨年から始められた古本市である。中央区社会福祉協議会が毎月発行している「月刊キャッチボール」というボランテイア・区民活動センターだよりに掲載され、私は昨年の第一回目から参加している。

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 昨年の3月26、27日におこなわれた第一回目は、当初は施設と地域の人たちとの交流の場として企画していたのだが、3月11日の震災があり「東北地方太平洋沖地震チャリティーイベント」として催されることになった。直木賞作家、出久根達郎氏の講演「本の数だけ学校がある」や新米古本屋トーク「古本屋、はじめちゃいました」もあった。本であふれかえっている我が家では、古本屋さんに興味をひかれ参加させていただいた。神田に行かなくても専門書が並び、子供たちが参加する「子ども一箱古本市」など家族参加型で楽しいひと時を過ごすことができた。本好きの一人として、中央区に文化の香りが満ちてきたうれしさで一杯になったので、次の企画を心待ちにしていた。

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 今年は「わがままに食う!」というタイトルのイベントに参加し、久住昌之氏と遠藤哲夫氏の繰り広げるトークの心地よさにのせられた。久住氏は食をめぐる観察眼が鋭く、また他方面にわたる才能豊かな方で「孤独のグルメ」のテーマソングまで披露された。学生時代から活躍し「タモリ倶楽部」にも出演され、トーク後のサイン会には多くの方が並び、もちろん私も喜んでCDにサインしていただいた。久しぶりに知的好奇心をくすぐられたひと時だった。

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 相生の里はフリーマーケットなど様々なイベントも積極的に行っているので、また次回を楽しみにした。