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2006年08月31日

屋形船で水上輸送訓練

 9月3日(日)午前9時から、東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、中央区では、震度6強を記録したという被害想定のもとで、中央区総合防災訓練を行います。中央区は、水面率18.3%と23区中水面の占める割合が最も高く、その特性を活用した訓練を検討してきました。
 今年度は、「災害時における水路活用」の実効性が検証できる訓練として、屋形船による救援物資の運搬や負傷者の収容などを行います。

屋形船で水上輸送訓練を行う中央区総合防災訓練が実施されます

1 目的及び実施方針
 中央区地域防災計画に基づき、区民・防災区民組織、防災拠点運営委員会、防災関係機関、事業所等が一体となった総合的な防災訓練を行うことにより、災害時における防災行動力の向上と防災意識の高揚を図るとともに、防災関係機関相互の緊密な連携の充実・強化を目指します。
 今年度は、主に『災害時における水路活用』の実効性が検証できる訓練とするとともに、『住民等参加者自らが考え、実感のもてる訓練』として発災対応型の訓練に重点を置きます。
2 訓練想定及び実施日時等
(1) 訓練想定
 平成18年9月3日(日)午前8時50分、東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、中央区では、震度6強を記録した。
 区内では、住宅やビルの倒壊、さらに小規模ながら火災とともに負傷者も多数発生しているなか、住民は防災区民組織を中心に応急措置を実施しつつ、防災拠点へ避難を始めている。
 区は、直ちに災害対策本部を設置するとともに、警視庁、東京消防庁、陸上自衛隊、医療機関、ライフライン等の防災関係機関と緊密に連携し、被災した人々の救援・救護対策や各種災害応急対策等を講じ始める。
(2) 実施日時
 平成18年9月3日(日)    午前9時00分から午前11時30分まで
(3) 会 場
 日本橋中学校(中央区東日本橋1-10-1)防災拠点及びその区域
(4) 主 催
 中央区(日本橋中学校防災拠点運営委員会と共催)
(5) 実施(参加)機関等
     計            約 500名(26機関)
  参加住民等         約 150名
  中央区            約  90名
  警察・消防・自衛隊    約 120名
  その他防災関係機関   約 140名
(6) 災害対策本部長
 中央区長


発災対応型訓練(住民等参加者自らが考え、実感の持てる訓練)

1訓練場所(住民集合場所-この近辺で実施)

本 部 名              名  称             住   所
防災拠点本部           日本橋中学校          東日本橋1-10-1
馬喰町1ブロック本部       馬喰町第一ビル裏       日本橋馬喰町1-4-16
馬喰町2ブロック本部       馬喰町二丁目町会会館    日本橋馬喰町2-5-13
東日本橋1・2ブロック本部    日本橋中学校         東日本橋1-10-1
横山町                (1) 横山町駐車場       (1) 日本橋横山町6-14
東日本橋3 ブロック本部     (2) 東日本橋児童遊園    (2) 東日本橋3-11-3


2訓練内容

発災対応訓練 時間 9:00訓練開始
参加住民の行動

◆ 初期消火訓練……オイルパンを使って実際の火を消火
・「火事だー」の合図で、現場を確認後、街頭消火器や自宅の消火器を持ってきて、オイルパンの火を消火する。(2~3本程度)

◆ 救出救助訓練……道路上に倒壊家屋のモデルを設定
応急手当訓練……三角巾等を使用(1~2ヶ所/1名)
・倒壊家屋付近にいる負傷者役(2名)に応急手当
・救出に必要な資器材(のこぎり、車載用ジャッキ等)を仮設の防災資器材置場等から搬送してきて倒壊家屋を破壊し、内部の人形(マネキン1体)を救出
・救出した人形に応急手当(2~3ヶ所)

◆ 負傷者搬送訓練……応急担架・リヤカーによる搬送
・人形搬送のため棒・毛布等を活用して応急担架を作成、負傷者2名とともに拠点本部の応急救護所まで搬送

水路活用訓練 浜町防災船着場(中央区日本橋浜町1丁目地先)
(水路活用訓練)

水路活用訓練 時間
参加住民の行動及び委員の行動

10:30-移動-
日本橋中学校(中央区東日本橋1-10-1)
● 10時30分までに日本橋中学校から浜町防災船着場に向け、ブロック単位で出発
● 途中、陸上自衛隊の人命救助資器材の展示・体験コーナーを見学

10:55
浜町防災船着場(中央区日本橋浜町1丁目地先)
● 船着場に2艘の屋形船が到着(災害対策本部長を乗せた屋形船も到着)
  屋形船は日本橋四の部連合町会と災害時における援助協定を結んでいる神田川屋形船振興会の中央区の2つの船宿(鈴木屋-中央区東日本橋2-27-12  3666-7605(浅草橋際)・小松屋-中央区東日本橋2-27-22(柳橋際)  3851-2780)から各1艘が参加
● 屋形船で輸送されてきた救援物資(ダンボール空箱20箱)を降ろし、トラック協会のトラックに積込み
● 負傷者8名(各ブロック2名の負傷者役)と人形2体(自衛隊展示コーナーに事前準備)を屋形船に収容

11:05-移動-
● 拠点本部に向け、ブロック単位で出発
※ 出発時に、消防団可搬ポンプ・消防艇による一斉放水があります。
● 中学校校庭に到着後、整列待機

11:25
日本橋中学校(中央区東日本橋1-10-1)
● 災害対策本部長(中央区長)及び防災関係機関(日本橋消防署長)の講評
● 防災拠点運営委員会委員長のあいさつ

11:30(予 定)
● 訓練終了・各自解散

米国臨界前核実験に対して中央区・中央区議会の抗議

 中央区と中央区議会は、8月31日に米国ネバダ州で強行された臨界前核実験に対して、抗議とともに核実験と核兵器の廃絶を求める文書を米国大使館気付でブッシュ大統領宛に送付しました。

アメリカ合衆国
 ジョージ・ウォーカー・ブッシュ大統領閣下

 8月31日、貴国は、ネバダ州の地下核実験場において、核兵器の維持を目的とした臨界前核実験を強行しました。貴国の同様の実験は今回で23回目であり、貴台政権下で10回目となります。一連の実験は、核爆発を伴わないとはいえ、核兵器維持・開発を目的としていることは明らかで、同様の実験を繰り返す貴国の行動は、極めて遺憾であります。
 また、貴国がこのような実験を頻繁に続けることは、核保有国による核実験の再開やその他の国への核兵器の拡散など、軍拡競争が一段と進むことが懸念されます。
 本区は、あらゆる国の核実験に反対するとともに、地上から全ての核兵器が廃絶されることを強く願っております。
 私は「中央区平和都市宣言」の趣旨にのっとり、ここに区民を代表して重ねて抗議するとともに、貴国が今後、同様の実験を行わないことを強く要請します。

 2006年8月31日

      東京都中央区長  矢田 美英

アメリカ合衆国
 ジョージ・ウオーカー・ブッシュ大統領閣下

 貴国は、8月31日、ネバタ州の地下核実験場で未臨海核実験を強行した。
 今回の実験は、1997年以来通算23回目、貴政権下では10回目となり、このことは私たちの度重なる抗議や核兵器廃絶を願う国際世論を無視した暴挙であり、極めて遺憾である。
 また、核大国が未臨界核実験を繰り返すことは、核兵器の拡散や軍拡競争に拍車をかけることであり、世界の恒久平和を願い、核廃絶に取組む国際社会の努力を踏みにじるものである。
 私たち中央区議会は、貴国が未臨界核実験を続けることに対し、重ねて強く抗議し、今後、あらゆる形態の核実験と核兵器開発の即時中止を強く求めるとともに、核兵器のない平和な世界となるよう貴国が国際社会でリーダーシップを発揮されるよう強く要請する。

 2006年8月31日

      東京都中央区議会議長 神 林  烈

2006年08月30日

第25回銀座震災訓練

 8月25日、午前9時30分から第25回目を迎えた「銀座震災訓練」が銀座中央通り全域を会場として実施されました。東京地方一円に強い地震(マグニチュード7.2、震度6強)が発生したことを想定して地元町会や事業者など協力して「わが街はわが手で守ろう」を合い言葉に、緊迫した雰囲気の中で行われました。
 警視庁のヘリコプターや中央区役所の防災無線による放送を訓練開始の合図とし、中央通りをパトカー、消防車などがサイレンを鳴らしながら走行することで訓練が開始されました。町会やデパートなどの事業所の自衛消防隊が初期消火や避難ハシゴ・救助袋を使った訓練を中央通り8カ所で繰り広げました。

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2006年08月23日

第17回中央区大江戸まつり盆おどり大会

 25日(金)・26日(土)区立浜町公園で中央区及び実行委員会主催で来場者6万3千人(昨年実績2日間)のスーパー盆踊り大会が開かれます。
 17回目を迎え、中央区を代表するイベントとしておなじみになった中央区大江戸まつり盆おどり大会。江戸開府以来の歴史と伝統、粋と人情を伝えるまつりとして、盆おどり、伝統芸能および縁日などを心ゆくまで満喫していただける企画になっています。
 人形町通りから甘酒横丁を経て会場へ至るオープニングパレード(25日17:30から18:00)は、浜町囃子、江戸消防記念会の木遣りの行進、地元小学生の手作り子どもみこし、民踊連盟による踊りなどでにぎやかにパレードが行われます。
 会場には舞台として使える大型のやぐらが設けられています(盆おどり大会は18:40から20:55、26日は18:30から20:50)。このやぐらの上でプロ歌手が生で歌います。踊りはテンポの早い曲が中心で、ラテン音楽の「バハマ・ママ」や歌謡曲・荻野目洋子の「ダンシングヒーロー」など他の盆踊り大会にはないオリジナルナンバーで踊ります。振り付けは単純で分かりやすくなっていますので、初めて参加される方もすぐ覚え、踊りの輪に加わっています。
 踊りの輪の外には、大江戸縁日コーナー(16:00から21:00)としてビールやラムなど飲物をはじめ、焼きそば、かき氷、綿あめなどの食べ物の露店が町会の手で開かれ、子ども向けには金魚・スーパーボールすくい、輪投げの露店をPTAが開きます。 友好・交流都市コーナー(16:00から21:00)では、友好都市の山形県東根市、交流都市の長野県安曇野市、山梨県富士河口湖町、岡山県玉野市そして日本橋にゆかりのある江戸時代の山車を大切に保存されている栃木県栃木市や神奈川県厚木市らの特産品が販売されます。その他生活に関連した公的企業(郵便局、電気、ガス、交通機関など)が出店する「くらしのコーナー」、中央区で開かれるべったら市、歳の市、せともの市を一同に集めた区内名物市コーナー(16:00から21:00)も開かれます。

第17回中央区大江戸まつり盆おどり大会が開催されます

 8月25日(金)と26日(土)の2日間、午後4時から9時まで中央区立浜町公園(中央区日本橋浜町2-59)で第17回大江戸まつり盆おどり大会が開催されます。昨年は、6万3千人もの人が来場して、中央区を代表するイベントとして定着しています。初日は、江戸消防記念会によるまといふりやはしごのりも披露されます。縁日コーナーでは、金魚すくいや輪投げなどのほか、軽食や飲み物もあります。

2006年08月17日

桜川打ち水大作戦開催

 8月17日(木)、午後3時から桜川打ち水大作戦と題して、中央区女性センター(湊1-1-1)と東京都下水道局桜橋第二ポンプ所前の打ち水が行われました。 
 今日の打ち水は、中央区環境保全ネットワークなどのNPOや近隣住民、下水道局、区の職員のほか、近隣の桜川保育園と八丁堀保育園から園児44名も参加して、総勢142人で行われました。
 打ち水に使われた水は、芝浦水処理センター再生水、風呂の残り水、雨水貯留水でその量はおよそ2,000リットルでした。
 打ち水終了後、路面の温度は32度から3度下がり、29度になり、参加者から「ちょっとしたことでこんなに気温が下がると思わなかった。」と驚きの声も聞こえました。

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「子どもの職場見学会」

 中央区では、子どもと親とのふれあう機会を充実させ、子どもの多様な体験活動の一助とするため、中央区に勤務する職員の子どもが自分の親が働いている「職場」及び「中央区」を実際に見てもらう「子どもの職場見学会」を夏休みを利用して実施しました。
 8月17日(木)、小学3年生から6年生までの6名が参加し、区役所の議場や防災無線室をはじめ、親の勤務している職場を見学しました。 親が勤務している職場では、職員から仕事の内容の説明を受け、お父さん、お母さんがどんな仕事をしているか熱心に聞いていました。
 見学を終えた子どもたちは、議場の大きさや無線室にあるたくさんのボタンやスイッチに驚いたようでした。「職場には、書類や人が多くって大変そうだった」「お母さんが働いている姿はかっこよかった」等、日常見慣れない親の働く姿に照れながら感想を述べていました。

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子どもリサイクル教室ではがきを作りました

 8月17日(木)、築地社会教育会館(築地4-15-1)の料理教室において、子どもたちが、牛乳パックからはがきを作りました。
 この催しも今回で8回目となり、低学年に人気のある行事となっています。
 今回の参加者は、小学校1年生4人、2年生4人、3年生1人の9人とその保護者で、ミキサーにかけたり色紙を切り抜いて模様を作ったり、どの場面でも真剣な面持ちで取り組んでいました。
 出来上がったはがきを田舎のおじいちゃんに出すと話してくれた子は、張り切って2枚目のはがき作りに挑戦していました。

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2006年08月15日

「終戦記念日に石町(こくちょう)の鐘を撞く会」が開かれました

 8月15日(火)正午より、戦争、空襲で亡くなられた方々の冥福を祈って、中央区立十思(じっし)公園(中央区日本橋小伝馬町5-2)に保存されている銅鐘 「石町時の鐘」を撞く行事が、町会主催で行われました。
 「石町の鐘」は、江戸時代の時鐘でもっとも古く、高さ1.7m、口径93cmの和鐘です。
 この会も今年で8回目となり、年々参加者が増えてきました。本日は約70人の人達がかわるがわるに階段を上り、手を合わせ、平和への熱い思いを込めて、鐘を撞いていました。

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2006年08月11日

ゼファー月島耐震強度偽装事故における関係職員の処分について

 平成17年11月17日、姉歯元建築士による耐震強度偽装事件発覚後、耐震強度が偽装された疑いのある中央区内の物件について調査を進める中、ゼファー月島については、誤った報告や公表を繰り返してしまいました。
 中央区は、平成18年7月14日に区長及び担任助役の給料の減額を行う旨を公表し、その後、ゼファー月島の耐震強度調査に関する事務処理状況や事実関係を確認する調査を行いました。
 この度、職員の職務遂行上の義務違反等が明らかになりましたので、平成18年8月11日付けで下記のとおり関係職員の処分を行いました。
                    記
処分内容及び義務違反の概要
 (1) 都市整備部長(55歳)
       減給 10分の1 1月
 (2) 都市整備部営繕課長(52歳)
(平成18年3月31日まで都市整備部建築課長)
       減給 10分の1 2月
 (3) 都市整備部営繕課営繕主査(54歳)
(平成18年3月31日まで都市整備部建築課構造係長)
       減給 10分の1 1月

2006年08月07日

人形町の「せともの市」がはじまりました

 下町の夏の風物詩、53回目を迎えた人形町の「せともの市」(正式名称は東京蛎浜会せともの市)が8月7日(月)から9日(水)まで3日間にわたって午前9時から午後9時まで開かれています。
 茶碗や皿はもちろん、ガラス製品や漆器、雑貨等どこもところ狭しと並べています。品数が豊富なうえ、商品によっては市価より3割から4割程安いとあって、毎年楽しみにしているファンで賑わっています。
 また、ロクロの体験や土鍋の蓋に絵付けをする教室も開かれており、夏休みの子どもたちも真剣な面持ちでロクロに向かっていました。

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2006年08月02日

お江戸日本橋で「打ち水大作戦」

 8月2日(水)、午後2時15分から名橋「日本橋」の滝の広場において、小池百合子環境大臣や12代目市川團十郎丈、ミス・ユニバースのスレイカ・リベラ・メンドーサさんらが打ち水を行いました。
 小池大臣は、セレモニーのなかで「昔から日本人が暑いこの時期に涼しく過ごす知恵として生活に取り入れてきた夏の風物詩である打ち水を、東京の真中、日本橋から始めましょう。」と挨拶されました。打ち水には、名橋「日本橋」保存会の会員や地元町会の人たちも参加して行われました。終了後に小池環境大臣は、早速温度計で測り「1度下がりましたね。」と話されていました。

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