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「歴史的景観保全の指針」を都が全国で初めて策定！

歴史的価値の高い建造物の周辺景観を保全するために、東京都は全国に先駆けて、自らが選んだ建造物の周囲に新たに建物などを建築する場合、規模や配置などについて景観に配慮するよう求める「歴史的景観保全の指針」をまとめ、5月25日に発表しました。

この指針では、指定した建造物の周囲100m以内での建物の建築や増改築、樹木の伐採や植栽などを行う場合、建築物の規模や色彩などで周辺環境に配慮するよう求めています。

都は平成9年に施行した景観条例に基づき歴史的建造物の選定作業を進めてきましたが、中央区内では「三越本店」や「勝鬨（かちどき）橋」等、10の建造物と、国の重要文化財である日本銀行本店などが歴史的建造物として選ばれています〔「東京都選定歴史的建造物リスト（中央区内）」〕。

都生活文化局では、「建造物や文化財の持つ歴史性などを生かし、特徴ある景観づくりを進めたい」としています。

三越本店（増築時の竣工写真）	日本銀行本店（三期工事竣工写真）
勝鬨橋	聖路加国際病院

※写真は全て清水建設（株）所蔵