中央区の通りを歩く 第5回八重洲通り(前編)

第5回では、中央区内を通る八重洲通りのうち、東京駅八重洲口近辺から八重洲界隈、日本橋、京橋界隈、八丁堀界隈までをご紹介します。

八重洲通りは、外堀通りに面した東京駅八重洲口前から、八重洲、京橋、日本橋、八丁堀を通り、途中で亀島川を渡って新川2丁目へと続く通りです。その後は、隅田川を渡り佃へ続き、佃2丁目で相生橋のたもと、清澄通りと交差します。八重洲通りは、第3回と第4回でご紹介した昭和通りと同じく、関東大震災後の復興事業によって新設された道路です。通りの名前は、地名の八重洲の名にちなんで付けられました。八重洲という地名は、慶長(1596年から1614年)の頃、内堀沿いに邸地を拝領したオランダ人通訳のヤン・ヨーステンにちなんだものです。当時このあたり一帯は「やよす河岸」と称され、後に八重洲町に、そして、昭和29年に八重洲となりました。


6 外堀通りとの交差点

八重洲通りと外堀通りの交差点には東京駅八重洲口があります。八重洲口は昭和4年に開設されました。

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7 八重洲地下街入口

八重洲地下街は昭和44年の完成。おみやげ屋さんやお弁当屋さんはもちろん、洋服、小物、雑貨などを扱う店舗や飲食店など、多様なお店が並んでいます。

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8 八重洲1〜2丁目界隈

八重洲通り周辺は昭和39年の東京オリンピックを機にビル建設ラッシュが続き、都内有数のオフィス街となっています。

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9 中央通りとの交差点

多くの車と人が行き交う八重洲通り一賑やかな交差点。通りにある平和の鐘からは一定時刻になると平和を祈念するメロディが流れます。


中央通りとの交差点


平和の鐘

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10 京橋1丁目、日本橋3丁目界隈

整然とオフィスビルが建ち並ぶ、サラリーマンとOL一色の通り沿い。京橋1丁目には八重洲通りに面してブリヂストン美術館があります。

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11 昭和通りとの交差点

八重洲方面からの人の流れがそのまま続く交差点。昭和通りを北へ向かえば都営浅草線の日本橋駅、南へ向かえば同線の宝町駅があります。

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12 久安橋

昭和通りを越えるとすぐに久安橋があります。橋下には首都高都心環状線が走り、橋横には高速道路の宝町インターチェンジ入口があります。同橋は関東大震災後の復興計画によって昭和5年に架設。現在の橋は平成4年に新たに整備されたものです。


宝町インターチェンジ入口


久安橋

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13 八丁堀2丁目交差点

八重洲通りと平成通りが交差する八丁堀2丁目交差点。このあたりから、オフィスビルの合間に小さな建物や古い建物が見え始め、昭和の懐かしさが漂います。

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おもしろ発見 その1【透明ボックスの謎】

八丁堀の通り沿いには、所々に縦に細長い透明なボックスがあります。中をのぞいても特に何もありません。「これは何ですか?」と近くのお店の方に聞いてみたところ、「街灯ですよ」との返事が! この街灯があるのは八丁堀1〜2丁目に面する通り沿いだけでした。

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14 八丁堀1〜2丁目界隈

八丁堀1〜2丁目には、八重洲通りと交差して南北へ続く鈴らん通りがあります。オフィス街の喧噪とは対照的に静かな雰囲気で、小さな軒先が続いています。


八丁堀界隈


鈴らん通り

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おもしろ発見 その2 【銀色に輝く看板】

八重洲通りも中盤にさしかかった八丁堀2丁目。新大橋通りとの交差点で信号待ちをしていると、陽を受けて輝く銀色の看板を発見! 中央区のシンボルマーク入りの「八重洲通り」のプレートでした。これまでの晴海通りや昭和通りではお目にかかれなかった代物、地図には載ってない八重洲通りの記念写真スポットです。

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